ディスカバリー

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   三宝出版から高橋圭子さんの著書で、ディスカバリーという本が出ています。心理学でも宗教でもないのですが、私が自己改造するときにお世話になった本で す。本屋で、宗教のところにおいてあるのがちょっとざんねんですが。
   仏教と同じく、人間の成長を自分の内面においています。自分が気づかない自分を発見すると、人間は飛躍的に成長するという内容です。特に止観シート というものがあり、それの入れ子構造がとても役に立ちました。人間は、自分の固定概念があるため、相手と接したときにすぐに、「感じ―考え―受け止め―行 為」というサイクルが瞬間的にまわり、いつもその相手に同じように相対してしまいます。特に、苦手な人間にはそのサイクルが強く同じようになってしまい、 人間関係が改善しません。
 自分を変えることによって、相手とのかかわりを変えていけば、非常に良い自分と相手の関係が実現するというものです。
 なまじっか、仕事が出来るとサラリーマン時代に勘違いしていた私は、ある事件をきっかけに自己改造を行おうと思い四苦八苦した時代がありました。そのこ ろは、ものごとがうまくいかないと、相手の責任にばかりしていました。その思いを救ってくれた本の一冊です。

 般若心経も同じことを説いています。もっている現実を一度空じなさい。どんな素晴らしものでも。良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか、物事を相対 的に考えるところに人間の苦しみがありますよ、とお釈迦様は説いています。千利休も一期一会と言っています。

 人間は結局自分自身が相手に対してミスを犯している存在なのですね。ぜんぜん出来ていないけど。思い出したから書きました。

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このページは、宝徳 健が2006年2月 6日 18:10に書いたブログ記事です。

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