中小企業診断士講座:中小企業白書

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  2006年版白書、今回は、事業継承です。今回もまた、中小企業診断士試験へのポイント整理という観点でまとめていきます。

Ⅰ 現状
1. 経営者の平均年齢は58.5歳
2. 引退したいとかんがえている平均年齢は65歳が中心。
3. 事業継承について誰にも相談していない経営者は55歳以上でも過半数。その3割以上がが「深く検討していない」

Ⅱ中小企業の後継者不在が経済に与える影響
1. 年間29万社の廃業企業のうち、約25%の企業が「後継者がいない」ことを第1の理由にしている。
2. 事業継承を理由に年間で約7万社が廃業すると推定すると、約20~35万人の雇用が失われる。
Ⅲ その他のポイント
1. 有力な手段であるM&Aに対する経営者の抵抗は根強い。
2. 事業売却の希望先は「従業員の雇用を確保する会社」と答える経営者が7割。
3. 中小企業のM&A市場は、人情味のある「ウェットな市場」の整備が重要である。
4. 地域金融機関による仲介機能の向上などが期待される。

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このページは、宝徳 健が2006年5月 7日 11:19に書いたブログ記事です。

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