桃李不言下自成蹊

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  「とうりものいわざれども、したおのずからこみちをなす」と読みます。
 いつも、この言葉に触れるたびに、自分が恥ずかしくなります。こんな小さな会社でも、経営というものにタッチしていると、どうしても売上が気になってき ます。でも、気になっても、無理しても売上は変わってきません(どんな事業でも)。経営者が自らの器を大きくすれば、自然と業容は拡大するのに、それをす ぐに忘れてしまう、私は、ぼんくら経営者です。企業の規模は、経営者の器の規模ですね。息子が、「故事ことわざで読む史記」という本を読んでいて、ちょっ と借りたら、久しぶりにこの言葉に触れたので、その内容を書いておきます。さきほどの本の引用です。
  桃や李(すもも)は口にだしてものをいわないが、きれいな花やおいしい実があるので自然に人が来て、その下には小道までできる。徳のある人には自然と多くの人が集まってくる。不言のうちに他を心服させるたとえ。
 当時のことわざを引いて、司馬遷(史記の作者)が李広将軍を褒め称えた言葉です。

 史記の中で司馬遷が李広将軍をほめた言葉は以下の通りです。
「李将軍は、誠実で田舎の人のようでろくに口もきけない人だった。彼が死んだ日、天下の人は、みな心を痛めて涙を落とした。その真実な心が信じられていた からである。ことわざに「桃李不言下自成蹊」というが、これは小さなことを言いつつも、実は大きいことにたとえられる語である」

(所感)
いつになったら、しっかりとした経営者になれるんだろうか。しっかりした人間になれるんだろうか。これを考えられることにも感謝したい。

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このページは、宝徳 健が2006年5月 7日 12:21に書いたブログ記事です。

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