SOEを支えている本たち

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  今日は、  「原因」と「結果」の法則  を紹介します。ロングセラーです。このシリーズは4冊あるのですが、今日は「ベーシック版」です。
 昨今、堀江さんや村上さんのような、私たちには手の届かない高い能力をもった経営者が事業の失敗を繰り返しています。私に彼らを批判する資格はありませんが、心を伴わない経営は道を誤るのでしょう。
 私は、自分の会社を作ってみて、自分が受けてきた学校教育の多くの誤りに気づきました。ひとつは、「脳力」。いいこちゃん、平均点を挙げる教育を受けて きたために、高い発想力である「脳力」が鍛えられていないこと。もうひとつは、自分自身の哲学を磨くために古典に触れてこなかったことです。学校教育の責 任にするつもりはありません。すべて私自身の責任なので、今から、神が生を与えてくれている間に、懸命にこの二つの力をつけていく決意です。この本は、そ んな思いを支えてくれるひとつです。気に入った文章を抜粋しておきます。

☆心の中の思いが、外側の人生をつくりあげている。私たちの人生は、私たちの思いによってつくりあげられている。

☆私達は自分の思いの主人であり、自分の人格の作者であり、自分の環境と運命の設計者である。

☆この世界の人たちの多くは、環境を改善することには、とても意欲的です。でも、自分自身を改善することには、ひどく消極的です。彼らがなかなか環境を変えられないでいるのは、そのためです。

☆この自分自身を改善することこそがよく言われる「自己犠牲」というものの真の意味なのです。自己犠牲とは、心の中から悪い思いを追い払うことで、そのなかをより良い状態に変えることにほかならないのです。

☆目標を達成するためには、かなりの自己犠牲を払わなくてはなりません。

☆「私たちの環境を設計しているのは、私たち自身である」ということ、「人間は、せっかく良い願望を抱いても、それを達成するに値しない思いをめぐらしつづけることで、その達成を自ら妨害する傾向にある」

☆「あまりにも前任過ぎると、苦しみが絶えない」などという迷信を信じることは、自分自身を改善する努力を行いたくない人にとって都合のいいことかもしれません。

☆私達は、自分の環境を直接はコントロールできないかもしれません。でも、自分の思いは、完璧にコントロールできます。

☆もし私たちが、意地悪な思いを捨て去ったなら、そのときから世界中が私たちにやさしく接し、私たちを応援しはじめます。もし私たちが、臆病な弱々 しい思いを捨て去ったなら、私たちの願望達成を応援しようと、あらゆる好機がわきあがってくるでしょう。あなたの環境は、あなた自身の心を映す万華鏡で す。

☆肉体は、心の中でめぐらされている思いに、とてつもなく敏感に反応します。・・・病気を恐れながら生きている人たちは、やがてそれを実際に手にする人たちです。

☆楽しい思いは、どんな医師よりも上手に、肉体から病気を追い払います。善意は、どんな心理学者よりも上手に、顔から苦悩の影を追い払います。悪 意、皮肉、疑い、嫉妬などで心を満たし続けているとき、人間は、自らつくりあげた牢獄の中に、みずからを閉じ込めているようなものです。

☆目標を目指す過程で、さまざまな失敗を繰り返したとしても(心の弱さを完全に克服するまでは、そうあって当然です)、日々の努力を通じて強くなっ た心は、未来の成功にまちがいなく役立ちます。失敗は、たとえどんなものでも、輝かしい未来に向けた新しい出発点にほかならないからです。

☆成功は、正しく強い思いから、そして失敗は、誤った弱い思いから生まれます。結局、私たちの人生はすべて、私たち自身がつくりあげているのです。 私たちのもつ強さも弱さも、私たち自身が育てるものです。・・・では、強い人間が弱い人間を助けてあげても、意味のないことなのでしょうか? ・・・・・ その助けが本当に役立つのは、弱い人間から意欲的に助けを求め、自分も強くなろうと決意しているときだけです。

☆人間は、どんなに素晴らしい成功を果たしても、悪い思いに再び身を任せることで、弱さと苦悩の中に舞い戻ってしまうことがあります。

☆成功を果たせないでいる人間は、自分の悪い思いを追い払おうとしていない人間、すなわち、真の意味の自己犠牲を払おうとしていない人間です。

☆とても多くの人たちが、表にあらわれた「結果」だけに目を奪われ、その背後に存在する「原因」をみようとしないために、あらゆる偉業を、幸運、運命、あるいは偶然などという言葉で片付けようとしています。

☆自分の思いをコントロールすることは、強くなることです。良い思い、正しい思いは、幸せな人生をつくるためのいちばんの道具です。そして穏やかさは、すべてを可能にするパワーです。あなたがたの心に語りかけることです。「静かにしていなさい。穏やかにしているのです」

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このページは、宝徳 健が2006年6月16日 11:45に書いたブログ記事です。

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