3月のマネジメントレター

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  創業以来、一月だけサボりましたが、社員へ手紙を書き続けています。企業秘密のところは、若干修正しますが、ブログにもアップしています。自分では、マネ ジメントレターと読んでいますが、社員向けメッセージのようで、実は自分の一ヶ月のマネジメントを見直すために書いています。普段から会社のこと、社員の ことをよく考えていないと、何も書けなくなります。また、過去のものを読み返すと、自分の感情の起伏よくわかります。ぼんくら経営者であることもよくわか ります。
 自分と向き合うとてもいいことなので、これからも続けていきます。
 毎月の給料日前に渡しています。
                                                                                                                                  平成19年2月22日
みなさんへ(○ちゃん、○ちゃん、○さん)
                                                         ボス

                    今年度を振り返って(3月の手紙です)

 まあまあの年度でしたね。まあまあ、というのはかなり反省の意味を込めています。○○事業の未実施で○○万円がなくなったり、来年度○○円の売上の目処がたたないまま、年度が閉じようとしています。

 私の仕事のスピードはあがり、コンサルタントスキルも向上しましたが、まだまだ、世間に認められるところまではきていません。まだ、夢が実現できるような事業スピードではありません。

 でも、何よりも、今年度でいろいろなことがわかりました。対策が立てられます。

【わかったこと・決意】
① 1日、1週間、1ヶ月のイメージ力
 今年初めに、5年間の夢を計画しました。それに基づき、1年間の夢を計画しました。1年間の計画をもとに月末に次月計画を作成し、その後、毎週土曜日に次週計画を週単位、日単位で作成します。
 ところが、不思議なことに、この計画をしょっちゅう見直しておかないと、すぐに忘れてしまうのです。人間がいかにいいかげんかわかります。
 そこで、毎週土曜日に次の1週間をスケジュールに基づいてイメージしてみることにしました。突発的な出来事があったときのシミュレーションも含めて。私 は、テニスをやっていたときには、試合の前の日には必ずイメージトレーニングをしていました。明確なイメージが出来た試合は、必ず勝ちました。
 でも、仕事では、一週間がぼんやりとしかイメージできないのです。一日もまだ、色つきで明快なイメージができません。この一日・一週間を明確にイメージできるようになることが、今の私のひとつめの目標です。ですから、いつも瞑想しています。

② 仕事のイメージ力
 夢は書きました。稲盛和夫さんや渡邉美樹さんに言わせると、夢が色つきで明確にイメージできれば絶対に実現するらしいです。私にはまだ、色がつきません。何度の何度もイメージして、考えて考え抜くそうです。まだ、努力がたりないのでしょうね。
 このイメージができることが、ふたつめの目標です。

③ 意識化している時間
サボるにしても遊ぶにしても仕事をするにしても勉強をするにしても、「この時間はこれをするんだ」と自分で決めたことを実行している。つまり、意識化して いる時間だけにしてしまうこと。とても大切です。すぐに無計画な「遊びたい」「眠りたい」などの、「たいの病気」が出てきて、夢の実現を阻害します。意識 化していない時間を持たないことが3番目の目標です。

④ イメージを細部にわたらせること
 物事を企画したときに、出てくると予想されるあらゆることに対策を打つことが大切です。竹中平蔵氏は、これを「戦略は細部に宿る」と表現しています。こ れもまだできません。色つきのイメージができるようになったら、それに基づいて、細部の準備をスケジュール通りに行います。これが4番目の目標です。

⑤ 行っていることを習慣化すること
 これをやろうあれをやろうと考えるのではなく、空気を吸うがごとく、あたり前のように日々実施する物事が行われると、きっと、いろいろなことが実現して くるのでしょう。故宇佐美史郎氏がそうでした。何度も何度、当たり前のことを反復していく力が必要です。ルーティンで、今、それを鍛えています。
 ひとつ、とても早く実現できた夢があります。3年後の夢であった「将棋4段の取得」が、もう出来てしまいました。これは、息子の真大が、休みのたびに、強制的に私に将棋をさせるからついた力です。将棋の本を読むことが今では習慣化しています。
 息子に感謝です。でも、強制力ではなく自分の力で、ものごとの習慣化を実現します。これが5番目の目標です。

 今年度は、事業としては、私の経営者としてのいたらなさから、大きな発展はみられませんでした。しかし、もがいてもがいてもがきまくって一年間であったため、ぼんくら経営者が少しずつまともな経営者に育ってきました。

 私には、人一倍強い、パッション(情熱)があります。でも、それを実現するための具体性が弱かった。
 また、創業間もなかったため、目先のお金にすがりつきました。まさに、「遠くを図る者は富み、近くを図る者は貧す」ですね。

 これからは、パッションを活かし、そして、上記で述べた「わかったこと」を「できること」にする知行合一を自身の生きる指針とします(5つの目標の具現化)。

 まだまだ、これから、いろいろなことがあるでしょう。でも、三人がしっかりと普段から、会社のディフェンスをしてくれているから、私は前に進むことができます。このことには感謝してもしきれません。

 また、今年は、ひよこクラブという仲間がいます。人間は一人では何も実現できない。決めたルーティンを実行することさえも、一人でやっていると実現不可能となります。それほど、弱い存在です。ひよこクラブの仲間に支えられているから、今年はやっていけます。

 どんな苦しいことも乗り越えてみせます。自分を鍛えてくれるから。一緒に生きてくれる三人や仲間がいるから。

 日々心から感謝しています。どうか、一緒に成長してくれることを願ってやみません。

 ○ちゃん、4月から新会社スタートだね。何でも言うんだよ。相談するんだよ。○ちゃんの成長のために会社を設立するけど、仲間であることには変わりない。苦しんでたくさんいろんなことを勉強してください。そして、一緒に生きていきましょう。

 では、今年度最後の月です。誰よりも輝いて生きましょうね。

                                                        以上

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このページは、宝徳 健が2007年2月22日 14:49に書いたブログ記事です。

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