経営者必見!六韜三略:武韜

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  順啓編です。天下を治める人物は徳のある人物であり、その徳を六つあげています。
①人々を包みこんでいく大きな度量 ②信義にあつく、ウソいつわりがない ③人徳があって、人々から慕われる ④惜しみなく恩恵を施す ⑤困難を乗り越えていく権謀 ⑥ためらわずに実行する決断力。
  日本の戦国末期、伊達政宗は、徳川家康の徳をみて、天下とりをあきらめました。

文王(以下、文)「天下を治めるにはどうしたらいいか」
太公望(以下、太)「天下を蓋(おお)うほどの度量があって、はじめて天下の人々を包容することができるのです。天下を蓋うほどの信義があって、はじめて添加の人々をまとめていくことができるのです。天下を蓋うほどの仁徳があってはじめて、天下の人々に慕われるのです。天下を蓋うほどの恩恵を施して、はじめて添加を保つことができるのです。天下の蓋うほどの権謀があって、はじめて天下を失わなくてすむのです。また、いざとなればためらわずに実行してこそ、あらゆる障害を乗り越えていくことができるのです。天下を治めるには、以上六つの条件が備わっていなければなりません。
 天下に利益をもたらす者は、人々から喜んで迎えられ、損害を与える者は遠ざけられます。天下の人々を生かす者は人々から受け入れられ、願いをこばむ者は仇とみなされます。天下を安定させる者は人々から頼りにされ、危険にさらる者は見捨てられます。天下は君主一人のものではありません。ただ徳のある人物だけがその地位につくことができるのです」

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このページは、宝徳 健が2007年3月12日 05:14に書いたブログ記事です。

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