孫への手紙

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   姪が大学に入学しました。姪に当てた手紙ではありませんが、姪のことを書いていますので掲載します。中に、靖国神社の話や庭に咲いた花の話も出ています。写真を掲載できませんので、文章だけお楽しみください。姪の名前は匿名にしています。
 私が大学に合格したとき、親父はうれしさのあまり、へべれけに酔って帰ってきました。すごく恐い印象しかなかった私は、とってもうれしく、かつ意外な気 持ちでした。大学の入学式は、こっそり来ていたようです。孫の入学式に、じいちゃんが行くか~!それに、妹も行ってる~!

東京女子大学入学式
 東京女子大学(以下、東女)「入学式次第」を見ると、司式 文理学部宗教委員長 守屋彰夫とある。ここは司会者ではなく司式者なんだ。そして、通常、司 (式)会者は左端に脇役のような姿で立っているのだが、東女は司式者は壇上の中央寄りに位置し、左に学長-文理学部長を従えている格好の配置だから、司式 者がいちばん地位が上(えらい人)にみえる。
 オルガン伴奏の合唱で始まり(全員-父母も起立して)賛美歌を歌う。賛美歌は式終了のときも歌われた。聖書が読まれ、終わるとあちらこちらからアーメンの声が聞こえて戸惑う。Tokyo Woman's CHRISTIAN UNIVERSITY だとは知らなかった。
 約千二百人の氏名点呼があり、一人一人が起立する。○○○○(←以後○は姪)の声で目をこらすがよくわからなかった。□(←以後、□は妹)は(後ろ姿 を)見たといっていた。入学生代表が誓約を読み上げた。おじいちゃんは旧制中学の入学式で代表で宣誓を読んだ。応募者1200人中120人合格という難関 だったから自慢してもいいだろう。
 学科主任紹介は文理学部長 下出鉄男。下出部長が史学科・社会学科・心理学科の長なんだ。現代文化学部の入学式は午後に行われるとか。
《武蔵野は月の入るべき山もなし 草より出でて草に入るべし》
 東女は世田谷区善福寺だが、○○の下車駅、吉祥寺は武蔵野市だ。余談になるが、かつてここに社会党の市長が誕生したとき、働く者は市長も給食のおばさん (これは*差別語?)も同等だと、給食のおばさんの退職金が4千万円になったことがあった。*差別語ではなくて禁止語というべきか。
 東女は来年は創立90周年。○○は記念すべき年に巡り合ったのだ。部活の勧誘がすさまじい。とくに早稲田大学が幅を利かせていた。東女と早稲田はどういう関係にあるのか。
 ここまでで入学式は終わり、学長・文理学部長・司式者降壇。理事長、教育後援会長が壇上に上がり挨拶をした。これは執行機関と経営機関とを区別したものだろうか。

(写真の説明)
☆○○の受験番号は2144
☆○○は、おじいちゃんのプレゼントしたペンダントをしているが見えない
☆暗い写真のどこかに点呼のときの○○の後ろ姿が存在する
☆キャンパスの散策。この奥に学生寮が三つあった
☆わが家の4月のカレンダー
 ・4月5日(木)○○ 東京女子大学入学式 □休
 ・バンザイをしているスタンプは congratulations!
☆わが庭のチューリップとアネモネ


(おまけ)
○♪同期の桜を歌う会-毎年桜の季節に靖国神社に集う
  2~3百人というような半端な人数ではない。歌集-100円、を買い歌う。軍艦旗が掲げられているが、海軍の歌ばかり歌われているわけではない。
  先ず、英霊に献盃。小さな紙コップに入った酒が主催者から配られるが、これだけの人に配るには相当お金がいるだろうなと余計な心配をする。
  戦時中の軍歌・国民歌謡が壇上の(多分、音大生のアルバイト)によって歌われ、老いも若きも声を張り上げて歌う。音痴に近いオレだが、周りはみなヘタな人ばかりだから構わない。今日はオレの天下だ。今年は4月7日。この日戦艦大和が沈んだ。
最後は『同期の桜』-同級生と別れるとき、
 ♪咲いた花なら散るのは覚悟・・・
 ♪花の都の靖国神社 春の梢に咲いて会おう と、もう一生会うことはない別れの歌を泣きながら歌った。我々は松山海軍航空隊跡に、次の碑を建てた。
  生あらば後世の人に伝えられんことを 昭和の御代に豫科練という紅顔の魁あり
 *おじいちゃんは、海軍甲種飛行豫科練習生。乙種も丙種もある。
 だからオレたちは歌うのだ。

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このページは、宝徳 健が2007年5月26日 04:58に書いたブログ記事です。

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