ゲーム分析

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   このブログのコーナーを書くために、再度、交流分析を学習しました。やってますねぇ。自分自身ゲームをやったり巻き込まれたり。知っていてもこうだから、恐い恐い。しっかりと勉強しないと。
 さあ、いよいよ、ゲームを「打ち切るためには」、です。七回ぐらいにわたって少しずつ。極力専門用語を使わないように解説していきます。
   わかりやすいので、医療現場を例にします。
 たとえば、わがままなヒステリーな患者が、治療に対して過度の要求を持ち、不満をぶちまけて「ちっともよくしてもらえないから、他の病院に移らせていた だきます」と治療者側に迫ってきたとします。この場合、「大騒ぎのゲーム」を演じて、注目を浴びたいという動機が隠れています。あるいは、治療者の罪責感 を刺激している場合もあります。ここで、患者をなだめたりすかしたり、さまざまな言い訳をすると、治療者はゲームに巻き込まれます。そこで、
○どこの病院にいくのですか?
○いつ、いらっしゃるのですか?
○どうやって、そこに行くのですか?
○向こうの病院に、なんといって説明なさるのですか?

 というような質問を投げかけます。多くの場合、患者は具体的な返答に窮します。その時点で、治療者は「明日まで考えてみてください」といって、面接を打ち切ればよいのです。
 相手は、新しい体験をすることとなります。
 もし、この話を聞いて、このアプローチは機械的過ぎるとか、そんなことをしたら、ゲームがこじれるとか、冷たすぎるとか、考えた人は、自分もかなりはげしくゲームを演じる傾向があるとお考えください。あなたはどうでしたか?

 企業経営にもありますね。こういうこと。

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このページは、宝徳 健が2007年6月15日 04:10に書いたブログ記事です。

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