名目と実質(10月6日の日誌)

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 昨日のルーティンは完結です。

 最近、為替レートに注目が集まっています。1ドル=80円台ですものね。経済界などにも警戒論が出ています。でも、今の為替相場は「貨幣錯覚」に陥っています。
 私は大学で経済学を専攻しましたが、経済学では、必ず「実質」と「名目」を区別することを学びます。為替レートで言えば、今の1ドル=89円と1995年のそれとではまったく意味が違います。この間、日本はデフレ経済だったので、物価はほとんど上昇していません。しかし、米国では、穏やかな物価上昇が続いたので、2008年の消費者物価は1995年のおよそ1.4倍になっています。

 これだけ物価の動きに差があれば、為替レートの意味が違ってきます。2009年の89円という名目でみた円ドルレートを、95年の物価を基準にして「実質」為替レートになるように調整すると115円ぐらいになります。この状況は円高とは呼べませんよね。

 ちなみに1995年は、日本が超円高を経験した年です(1ドル=80円)。この80円と今を実質でみると、今のレートは1ドル=57円ぐらいになります。名目と実質を混同して経済を見ることを、経済学では「貨幣錯覚」(マネー・イリュージョン)と呼びます。この貨幣錯覚は、しばしば誤った対応をひきおこし、結果として経済に深刻な影響を及ぼすことがあります。

 1930年代の世界大恐慌はご存知ですね。当時多くの国では深刻なデフレが生じて物価が下がっていました。たとえば、物価が2%下がっていれば、賃金が2%下がっても、実質賃金は同じになります。しかし、現実には、多くの労働者は賃金を1%でも下げられることは自分の損失と考え、賃金引下げに大きく抵抗しました。この結果、賃金が下がりにくい状態が続きました。

 大量の失業が発生しており、物価が下がり続けているにもかかわらず(名目)賃金が下がらなければ、何が起きるでしょうか??? 企業から見れば物価に対する賃金がますます割高になっていくのです。その結果、解雇はさらに進み、企業倒産も増えて、新規雇用は生まれません。ますます失業が増える状況となったのです。労働組合が強いとこういう状況が起きてしまうのですね。
 貨幣錯覚という言葉を是非、覚えてください。今は「円高」ではないのです。物価が下がったら、賃金引下げも労組は考える必要があるのです。

【昨日の私】
朝ごはん:名鉄岐阜駅で飛騨結びを買って電車の中で食べた
昼ごはん:セブンイレブンのサンドイッチと野菜ジュース
夜ごはん:駅弁:牛すき焼き重

Ⅰ 目標管理
1. ルーティン:完結(80/84 95.2%)

2.期日目標  (12/12 100%)
①Fさん資金繰り表:○

3.年間行動目標
 以前のブログ記事がみられるようになってから整理します。

Ⅱ 行動検証
1.昨日あったよかったこと
①鹿児島県経済連からふたりたずねてきてくれた
②IKさんと深く話ができた
③HIYさんと深く話ができた
④KOCさんとたくさん話ができた
⑤IKさんのところのKJMさんとたくさん話ができた
⑥Fさんとたくさん話ができた
⑦Fさんのところの資金繰表ができた
⑧社員がよくサポートしてくれる
⑨IWさんからメールをいただいた
⑩Wさんからメールをいただいた
⑪Aさんと電話で予定を決めることができた

2.昨日感謝したこと
①HIY部長が鹿児島県経済連の人を案内してくれた
②MDさんが明日の会議の件で準備の連絡をくれた
③鹿児島県経済連の人がたずねてきてくれた
④社員がよくサポートしてくれている
⑤IKさんの会社でとても良い仕事の進み方がなされている
⑥TNBさんが仕事を気持ちよく引き受けてくれた

3.昨日感動したこと
①産経新聞のある記事を読んですばらしいと思った
②万葉集の歌をひとつ新たに知った
③IKさんのところの仕事の進め方
④なんだか、みなさんから、たくさんメールをいただいた
⑤親父から手紙がきた

Ⅱ 今日の目標
1.行動
~0800 バトル研修準備確認、勉強、読書、手紙
0800~1000 移動
1000~1700 バトル研修
1700~1900 移動
1900~2030 運動
2030~2230 IWさんマネジャーミーティング
2230~2300 移動
2300~ Fさん準備、KIKさん準備
0300 就寝
2500 起床

2.ルーティン
 完結

3.期日目標
①Fさん準備
②KIKさん準備

 徐々に書くことを復活していきます。

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このページは、宝徳 健が2009年10月 7日 00:45に書いたブログ記事です。

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