戦国策

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 鳩山首相みたいな意思決定ができない趙王が、今回は虞卿に意見を聞いています。昨日の続きです。
虞「楼緩は『秦が趙だけを攻めるのは、趙の仕えようが、韓・魏ほどではないからだ』と言いますが、それはつまり、毎年城を六つ与えよということです。これではみすみす領土を失ってしまいます。来年、秦がまた土地を要求してきたら、あなたは与えるつもりですか。与えなければ、今年与えた分まで無駄にした上、かえって禍を招きます。与えれば与えたで、いまに与える土地がなくなってしまいます。『強者はどしどし攻め立て、弱者は身一つ守れない』と言います。みすみす秦の言いなりになれば、秦は兵力を温存したまま領土を拡張する。これでは秦を強くし、趙を弱くするばかりです。
 強国の秦がますます領土を拡張するのに、弱国の趙はますます領土を失う。それでも秦の要求はやまない。しかも秦は、虎狼の国で礼儀の心がありません。その要求は果てしがないのに、趙の領土には限界があります。限りある領土で果てしない要求に応じる。これでは自滅あるのみ。楼緩の話はおためごかしだと言ったのは、そこです。絶対に与えてはなりませんぞ」

王「なるほど」

 王は、また楼緩に話をします。なんだか、小沢一郎とか鳩山とかが亀井とか福島がたくさん出てきますね。そのうちクリントンが出てきたりして。

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このページは、宝徳 健が2009年12月24日 01:30に書いたブログ記事です。

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