出光佐三店主の三つの言葉

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 私は、今回の地震での人々の対応とみて、今回ほど日本人であることを誇りに思ったことはありません。
 少ない食料を、さっと、話し合って分け合うすがた、少しもわがままを言わない子供たち、整列して避難する人々、略奪も暴動も起きない国・・・。 

 そして、「暴力装置」などと言われても、出動拒否をせず、命を懸けてにもくもくと救出作業をする世界一すばらしい軍隊 自衛隊。あほな首相が、2万だ、5万だ、10万だと投入人数をころころ変えても文句一つ言いません。きっとのあの、あきれ果てるという言葉さえ陳腐になる お馬鹿首相は、自衛隊員が全部で何人いるかなど、知らないのでは?まあ、これについては後ほど書きましょう。

 かつての出光興産の話をします。出光興産は、戦前、日本石油(現エネオス)の縄張り意識から、国内の石油市場では、事業を展開しにくい状況でした。仕方がなく、支那をはじめとする大陸での事業展開を図りました。

 敗戦で、それらの海外資産をすべて失ってしまいました。海外事業を展開する負債だけが残りました。それも莫大な金額です。マスコミは、こぞって、経営者である出光佐三は自殺するだろうと言いました。

 海外からは、社員がどんどん引き揚げてきます。出光の役員は、佐三店主に、帰ってきた社員は、受け入れないように進言しました。

 佐三店主は激怒します。「企業の最大の資産である人をなぜ首にするのか!!!」と。

 そして、三つの言葉を言いました。

一、愚痴を言うな
一、今から建設にとりかかれ
一、皇室を中心とした日本の二千年の歴史を思い出せ

 すごいですね。信じられないぐらいの苦境に追い込まれた人の言葉でしょうか。一致団結して、この貧しい国を、すばらしい国に創り上げてきた日本人なら必ずこの敗戦から復興できると信じて疑わないのです。

 今もし、佐三店主がご存命なら、この言葉をおっしゃるでしょう。

 震災にあわれた方、亡くなられた方のことを考えると本当にお気の毒です。

 あっていない私たちも何かをしましょう。私たちは、日本人です。

 昨日、大学時代の友人が、献血をしてきたとメールをくれました。ああ、すごいな・・・。


 いくつもの 困難苦難を 乗り越えて 国をつくりし わが日本人

 災害に 遭われた方の この苦難 みなで感じて みなで生きよう

 わが国の 名は困難を 乗り越えた 豊葦原の 水穂の国よ

 葦しか生えぬ地を、みんなで一致団結して稲が実る国に創り変えた私たちの祖先たち。だからわが国の名前は豊葦原の水穂の国(とよあしはらのみずほのくに)と言います。その一致団結の代表者が天皇陛下なのです。天皇陛下は征服者ではありません。外国で言う皇帝でもありません。我が民族のレプレゼンタティブ(代表者)なのです。

 大祓詞(おおはらえのことば)にもあります。「・・・我が皇御孫命(すめみまのみこと:ニニギノミコトのこと)は、豊葦原水穂の国を 安国(やすくに)と平らけく知ろしめせと・・・」
(天照大神の孫である ニニギノミコトは天上の神々から、この国を一致団結して実り豊かな国にして、みんなで平和に暮らしなさいと命じられた)という意味です。

 こんなに平和を愛し、こんなにすばらしい国はありません。世界に平和を発信できる資格を持つのが日本人だけなのは、今回の被害に遭われた方々の対応を見ても明らかです。   

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このページは、宝徳 健が2011年3月16日 08:00に書いたブログ記事です。

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