チェルノブイリにはならない

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 もうあの民主党政権なんとかなりませんかね。最初はこんな大災害だったから、民主党とか自民党とか言わないで、一致団結して乗り切ろうと思いました。でも、あまりにも菅と枝野がひどすぎます。日本は、弱い総理大臣のときに、必ず大惨事が起き、そして、国力を低下させます。このトンチン菅のやり方は「危機管理」ではなく「管理危機」です。いや「菅理危機(菅総理大臣危機)」かもしれません。

 海部俊樹総理大臣のときの「湾岸戦争」への対応、村山富市総理大臣のときの「阪神大震災」「オウム地下鉄サリン事件」・・・。村山首相は、阪神大震災のときに、米軍の支援の申し出を、自らのイデオロギーのために断ってしまいます。同時の兵庫県知事の自衛隊出動要請の遅れ、村山首相のこの米軍支援申し出の拒否が、神戸震災の被害を何倍にもしてしまいました。あの震災は天災かもしれませんが、被害は、人災です。
 民主党政権は、自衛隊を「暴力装置」と呼びました。おい、仙石出て来い!そして謝れ!!!自衛隊に謝れ!!! 
 海上保安官にも謝れ!!!

 「自衛隊のみなさま、私たちはあなたたちのことを、暴力装置と呼んでしまいました。本当に申し訳ありませんでした。どうか出動してください。海上保安官のみなさま、私たちは尖閣列島事件で、あなたたちの尊厳を傷つけてしまいました。申し訳ありませんでした。どうか出動してください」と。

 まあ、世界一優秀な軍隊とコーストガードである自衛隊と海上保安官(防衛省と海上保安庁でなない)は、そんなことしませんが、これ「民主党政権では出動できません」と言われてもしかたがないくらいです。
 
 トンチン菅は本当にだめ。日本の自衛官は24万人です。10万人の出動計画を相談もなしに、2日でやれっつうのか。これがあいつらが言う政治主導です。あいつらの政治主導とは、「政治家はいばっていい」というものです。政治主導の考え方は間違っていません。でも、リーダーシップ力がないやつにはそれは不可能です。

 ちなみに、初代内閣安全保障室長の佐々淳行さんは、「今、大事なことは、予備自衛官を招集することより、阪神大震災や東海村原発事故を処理した各省の官僚OBを非常招集して地震と原発の諮問委員会を速やかに立ち上げることだ。名指しをすれば、元官房副長官の的場順三、外交評論家の岡本行夫、元警察長長官の国松孝次、元運輸相官房長の棚橋泰、元陸将の志方俊之の各氏らを、三顧の礼をもって官邸に非常招集、OBの諮問委員会を設置すべきだ」とおっしゃっています。

 大賛成です。おい、民主党、それでも政治主導なのか? 能力ないくせに。

 「安全保障会議設置法」では、大災害の統一指揮権と責任は、官房長官にあるとしています。でも、今の枝野は、内閣広報大臣ですね。

 トンチン菅は、東京電力にどなりこんで行っただとか。大将が帷幕を動いてどうするっつうの。それに東電の邪魔するな!停電も、政府が主導でやろうとしているから混乱しているそうです。日本の民間企業は馬鹿じゃない!!! 頭が悪いやつが、出てくるな!!!

 今、総理が石原慎太郎だったらと思うのは私だけでしょうか? あの、女大臣レンホーが、石原さんにトコトンやられてましたね。「国民が協力してやろうとしているのに、政府はなぜ政令を出さない。 政令で夜10時以降は停電にするとかなぜしないのか」と。まあ、民主党のリーダーシップでは無理ですね。

 また枝野もトンチンカン病がうつっている。チェルノブイリにはならないつうの。

 今日の産経新聞に冷静な記事が載っていました。さかんに政府発表やマスコミ報道が行われていますが、今発表されている放射線数値は、原発の施設内です。人体に影響を及ぼすのは、敷地外だと。だから、敷地と外部環境の接点の「敷地境界」の放射線を見ることが大切だと。こういうことも書いてありました。

「2号機の爆発による「圧力抑制室」と呼ばれる装置の損傷で、敷地境界で検出された8ミリシーベルトという数字がとても大切だ。(中略) この8ミリシーベルトという値を基に20キロメートルの避難場所に100時間滞在した場合の総線量は0.1ミリシーベルト以下と推定される。私の算出では、人間の致死量は4シーベルトで、その40分の1である100ミリシーベルト以上だと人体への影響が出る。これに対して、0.1ミリシーベルトは医療検診のレベル以下で許容範囲である。福島第一原発は3号機周辺で400ミリシーベルトの放射線が検出されたことが明らかにされている。だが、これは局所的数値にすぎない。施設全体で400ミリシーベルトの放射線を外部環境に放出したというならともかく、局所的な値であり問題ないと考える」

 冷静ですね。そして、こうも。

「今回の軽水炉の損傷による放射性物質の漏洩は、チェルノブイリ原発事故のような甚大なものにはならない。チェルノブイリ事故は黒鉛火災が発生した。今回は軽水炉である。格納容器内に黒鉛は含まれておらず、火災の心配はない。このため、容器内の火災による大量の放射性物質が漏れ出す危険性もないと推測できる。根拠は、同様の軽水炉事故の米国・スリーマイル島事故で放射性物質の大量漏洩がなかったことだ」

 トンチン菅と枝野さんよ~。これくらいのこと言ってくれよ~。

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このページは、宝徳 健が2011年3月16日 08:27に書いたブログ記事です。

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