東北地方太平洋沖地震等(激甚災害)における中小企業対策⑤

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 昨日に引き続き小規模企業共済制度に加入していらっしゃる方へ。もしものときはこの制度はかなり役に立ちます。中小企業基盤整備機構がどんどん追加措置を出してくるのでご利用ください。
1.被災した小規模起用共済契約者に対する「傷病災害時貸付」の貸付条件の緩和

(1)貸付金利の無利子化:現在0.9%を無利子に
 家屋の倒壊や焼失等、直接被害に遭われた加入者へ、無利子で貸し付けてくれるというものです。
 (間接被害は従来通り0.9%)

(2)貸付限度額の引き上げ:1000万円→2000万円
 ただし、納付済み掛け金の合計額の7割から9割の範囲内

(3)償還期間(返済期間)の延長および据置期間を設定
1)償還期間を1年延長
 貸付額500万円以下の場合、3年→4年
 貸付額505万円以上の場合、5年→6年

2)据置期間
 現在なし→12ヶ月

2.緊急経営安定貸付の適用
貸付金利0.9%
貸付期間
 500万円以下3年
 505万円以上5年

※小規模企業共済制度とは
 零細企業の経営者の退職金制度と思ってください。収めたお金は、所得控除となるため、とっても有利な積立金となります。また、いざというときには、今回のようにとても低利で借入ができます。

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このページは、宝徳 健が2011年3月20日 03:53に書いたブログ記事です。

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