ぜんざいの発祥の地

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 先日出雲で買ってきたぜんざいの袋を見ました。
 ぜんざいは、出雲が発祥の地だそうです。

 他の地域では十月が神無月です。でも、全国から神がいなくなる十月は、出雲に神が集まる月でもあります。だから、出雲地方では、十月は神在月です。「神在祭(じんざいさい)」という祭りが催されます。
 
 その際、使われたのが「神在餅(じんざいもち)」です。その「じんざい」がなまって「ぜんざい」になったそうです。

 祇園物語という書物に記されている部分を紹介します。

「出雲国に神在もらいと申事あり。京にてぜんざいもらいと申ハ。これを申あやまるにや。十月にハ日本全国の諸神ミな出雲国にあつまり玉ふゆへに。神在と申なり。その祭に赤豆をにて汁をおほくし。
すこし餅を入まいらぜ節々まつり候を。神在もらい申しよし」

 ぜんざいってそうだったのですね。日本はすばらしい。

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このページは、宝徳 健が2011年3月28日 13:28に書いたブログ記事です。

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