西国街道 北条の宿

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 昨日、今日と、IKさんの会社の来年度戦略構築に向けた幹部合宿を行いました。素晴らしい合宿でした。ここまで素晴らしい企業合宿を私は経験したことがありません。腹の底に力が入ります。決めたことをすぐに実行できる力は人間にはないかもしれません。でも、覚悟したこと目指していることは必ず実現します。IKさんの会社の上顎としての揺ぎ無い信念。会社を愛する幹部の皆さんの前向きな心。私も力を尽くしていきます。最後のみんなの一言のときに感動の涙をこらえるのに必死でした。部長はもう泣いていましたが。そうでしょう、そうでしょう。部長の考えが花開いてきたのですものね。泣いてください。内容はまたいずれ士魂商才ででも。

 合宿の場所は「いこいの村 播磨研修センター」でした。料理もおいしくて安くていいですね~。施設も充実しています。西国街道 北条の宿にあります。

 中国地方から京都・大阪への街道が西国街道だそうです。私はあまり知らなかったのですが、宿舎のパンフレットにありました。北条鉄道の終点北条駅にあります。北条鉄道って知りませんよね?合宿に向かう途中の車の中で、IKさんが、乗っている人たちに、「この路線の名前はなんや」と聞きました。IKさん以外に4人もいたのに、誰も声を発しませんでした(笑)。

 粟生(あお)駅から北条駅までの短い路線で、駅が8つしかありません。どこが運営しているねん。わからん。粟生駅は、JR加古川駅から出ているみたいです。北条鉄道は、なんと、通信販売までやっているとか。

 この北条の宿には、千年以上前に建立された住吉神社・酒見寺があります。北条(ほうじょう)は、門前町として栄えてきたそうです。山陽・山陰を結ぶ交通の要衝として播磨地区の中心的な存在だったんですって~。今はこんなに田舎なのに~。

 明治・大正・昭和初期には、商業・流通の拠点として多くの商家が贅を競ったそうです。

 お寺がたくさんあるんです。五百羅漢寺・大信寺・西岸寺などなど。仕事じゃなくて、ゆっくり来てみたいな~。どんな仏像があるんだろう。観たいな~。

 こんな美しい街に来る途中途中で、たくさんの休耕田を見ました。こんなにたくさん休耕田がありながら、食料自給率が40%と騒いでいます。日本の農業政策は、バラマキではなく、根本的に見直す必要があります。農家の方々も、経済連も、全農も、構造改革の苦しみを味わう必要があるでしょう(ORKさん、ごめん)。もっと、国家予算を生産性を高くする方向にぶち込み、農業生産性を高くしてから出ないとTPPなんかに参加してはいけません。もっとも、TPPなんか参加しても、日本が得をすることはまったくありません。金融自由化で、アメリカのはげたかファンドが日本に乱入し、日本の金融市場を無茶苦茶にした二の舞をつくってしまいます。

 アメリカの日本に対する構造改革要望書で建築基準法がでたらめになり、多くの人が死んでいってしまいました(詳しくは、このブログの短編小説「瓦礫の向こう側に」をお読みください)。お金持ちだった日本は、様々な要求を突きつけられて、アメリカ・ロシア・支那・朝鮮の食い物にされてしまいました。政府の借金(国の借金ではありません)が8百兆円もあるのは、このためです。

 TPPで得をするのはアメリカです。日本ではありません。参加する必要はないし、農業をこのままにしていては絶対にだめです。

 こういう場所に行くと、日本は本当に美しい国だなあと感じることが出来ます。この美しい日本の国を、外国の国益にあらされてたまるものですか。

 いにしえの 社(やしろ)に今も 人々が 集いし国は しきしまの国

 しきしまに 今も残りし 人々の 愛でし足跡 心なごます

 私たちがしっかりとこの美しい国を引き継ぎましょう。正しい歴史を知りましょう。マスコミに騙されない正しい事実を知りましょう。

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このページは、宝徳 健が2011年5月19日 16:48に書いたブログ記事です。

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