市民運動の実態①

| コメント(0) | トラックバック(0)

 高校生のときに、題名は忘れましたが、ロシア革命の本を読みました。大学生になって、ざっと資本論を読みました。表面的には、よい考え方だなと思いましたが、当時の私には、彼らのくだらなさを理解する力はまだありませんでした。

 例えば、「プロレタリア独裁」という言葉があります。

 国家は資本家による階級支配の暴力装置なので、それをやめさせるために、プロレタリア(無産階級)革命により権力を奪取し、独裁により階級支配を終わらせるというものです。これが社会主義革命の合言葉になりました。ですから、共産主義・社会主義の国は、資本主義の国を武力で崩壊させても良いという理屈になります。

 このあたりが一見、正しいようで、戦後、たくさんの若者も騙されました。左派知識人たちは、ソ連に「プロレタリアの祖国」としての憧れをいたきました。

 戦前の日本は、この共産主義が怖くて仕方がありませんでした。共産主義を隣接している国は日本だけだったのです。モスクワコミンテルンとその子分である、毛沢東です。「マオ」という小説をお読みください。毛沢東なんて、コミンテルンのほんの下っ端でしかありません。支那人はこの事実をほとんどの人が知りませんが。

 毛沢東は、それでも、自分の力を得たく、支那本土の、各地の地主や豪族を、打ち殺し、その財産や土地をただで奪って強くなりました。

 企業経営でいうと、借入金もなく、税金もなく、なんの苦労もなく財産や収益があがるということです。満州もそうですね。当時、飛行機を作れる国は、アメリカとドイツと日本と満州でした。工業化は世界一と言っても過言ではないくらい発展していました。毛沢東は、この満州を手に入れれば支那の共産主義革命は成功すると考えました。また、モスクワに対しても対抗する力がもてると。

 耳に心地よい「プロレタリア独裁」なんて所詮こんなものです。額に汗をすることなく、成功しようと言うのが彼らのやり方です。

 さて、1960年代の日本。安保の時代です。これまた意味不明な「市民運動」「市民主義」という言葉が出現しました。 これがまたひどい。未だにこの言葉に騙されて、民主党なんていう左派に投票する国民がいます。次回書きます。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/2674

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2011年7月13日 08:12に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「大阪府経営力向上緊急支援事業」です。

次のブログ記事は「市民運動の実態②」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。