目が見える、耳が聞こえる、口が利ける、手足がちゃんと動く

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 士魂商才の原稿を書いていて、たくさんの良い本に出合いました。
「夢追いかけて 河合純一著 ひくまの出版」
「風になった日 高橋尚子著 幻冬社」
「車椅子のJリーガー 京谷和幸著 主婦の友社」
「鈍行列車 丸山浩路著 ダニナミックセラーズ出版」
「生きてます、十五歳 井上美由紀著 ポプラ社」
「だからあなたも生きぬいて 大平光代著 講談社」(この本は前にも読んだことがあります)
「『電池が切れるまで』の仲間たち 子ども病院物語 宮本 雅史著 角川書店」
「『ジロジロ見ないで~普通の顔を喪った九人の物語~』 高橋 聖人著 扶桑社」
「たったひとつのたからもの 加藤浩美著 文芸春秋」

 高橋尚子さんが一流アスリートなのは皆さんご存知ですね。大平光代さんも、子供のころは信じられないくらいの人生ですが、自分の力で今は弁護士さんとしてご活躍です。でも、後の方々は、みなさん、ハンディキャップを抱えていらっしゃいます。
 
 なんと言っていいか・・・。私は、自分の人生にしらけたことはありません。 絶対にそんな負け犬にはなりません。どんなに人に誹られても、どんなに格好悪くても、天が与えてくれた命をまっとうするまで「生きます」。

 そうは思っていても、東日本大震災があったり、周りでいろいろなことが起きたり、仕事でいろいろなことが起きたり、身近な人が亡くなったり・・・。すると、人間は、知らず知らずのうちに、今までにない考え方が自分の中に入っていくるのですね。

 「誤解を恐れず」に言いますが、特に、身近な人が亡くなったりすると、最近、「死ぬということはある意味、幸せなことなのかもしれないなあ」と考えるときがありました。 

 今回、これらの本を読んで、少しでも、そんなことを思った自分を、ものすごく恥じました。

 明日生きられるかどうかわからない方々が、「今ここ」「今この一秒」を本当に命を削りながら、命を輝かせて生きています。

 私は、目が見えます。耳が聞こえます。口が利けます。手足がちゃんと動きます。これ以上の幸せがどこにあるのでしょうか。

 仲間がいてくれます。

 昨日、家に帰ったら、息子が、たくさんたくさん、いろいろなことを話してくれました。

 だめですね。東日本大震災以降、ルーティンをやめていました(ブログと手紙と士魂商才と和歌は続けていましたが)。理由は特にないのですが、なんとなく。ブログの日誌もそうです。

 私は健常者です。でも、心障者です。だから、常に、自分を三省していなくては、すぐに心が折れて、今回のようになってしまいます。

 明日から、日誌再開します。無理ないように。不快に思われる方がいらっしゃるので、仕事のことは書きません。でも、自分が心障者にならないように、自分を三省する内容は書きます。ルーティンも書きます。人生の期日目標も書きます(読書とか手紙とか)。

 こんなこっちゃ、いつまでたっても、天命は得られんわい。何のために本を読んでいるかわからんわい。 

 いつまでも何をやっとるんじゃい。

 士魂商才が、語りかけてくれました。書き続けてよかった。 

 今、ちょうど、NHK19時のニュースで、釜石の中学生のプレゼンが放映されています。「普段をしっかりすることが想定外の乗り切れること」だそうです。

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このページは、宝徳 健が2011年8月21日 18:40に書いたブログ記事です。

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