和歌

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 私は、不思議に思うことがひとつあります。なぜ、国民レベルで和歌を学ばないのかということです。世界で、庶民から王様まで同じ詩を詠える文明を持っているのは日本だけです。また、自然にはぐくまれてきた日本は、この和歌がなくてはならないのです。小学校から英語教育とか、馬鹿みたいなことを言っています。エグザイルかなにか知りませんが、あの歌が千年残るとは思いません。
 東方なんとかとか、カラとか、踊りか歌かわからない見世物にキャーキャー言っている日本人も情けない。AKBなんとかも同じですが。朝鮮の嘘八百ドラマにキャーキャー言っている中年女性も目が当てられません。 

 千年たっても風化しないもの。こういうものを子供の頃から教育すると、本来の日本人に戻るのでしょうね。戦前に生れたかった。

 さて、心の恋人 小野小町の和歌です。

湊入(みなといり)の玉造江(たまつくりえ)にこぐ舟の音こそたてね君を恋ふれど
湊の入口の玉造江を漕ぐ舟がしきりと櫓の音をたてる――そのように音には出さずにいる。あなたを恋しく思っているけれど。

 という意味です。和歌はよくわからなくてもいいのです。舟を漕ぐ音を聞いて、豊かな情緒をかもし出せた、昔の日本人がすごい。

 うまい下手ではなく、和歌を詠み始めてください。歌謡曲がいかにくだらないかがわかります。
 
 では、拙首です。

 栗の実に 稲の茶の色 車窓から 眼に飛び込むは 秋のおとづれ

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このページは、宝徳 健が2011年9月 1日 00:23に書いたブログ記事です。

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