農商工連携

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 冷凍すしを開発したディメール。開発途中で、コメの選定にとても苦労します。前回の続きです。
 青森の人たちの情熱で開発された米「ゆきのはな」。でんぷん含量が普通のうるち米の半分以下という低アミロース米で、粘り気が強く、冷凍すると甘みが増します。

 ディメールはここに目を付けました。農協と連携しました。農協では、「下北のこめがようやく日の目をみるようになった」「自信を以ってコメ作りができる」と喜びの声があふれました。

 ディメールには、良質の食材を生産しても農家や漁師にはほとんど利益が還元されない状況を憂い、これを変えたいという強い思いがありました。「利益を自社で独占するのではなく、適正に分け合う仕組みを作りたい」と考えました。

 高級品として冷凍押し寿司が売れれば、素材を生産者から高く買い取ることができます。農家や漁師の収入が増えれば、夢を持って働くことができ、承継も楽になります。

 冷凍押し寿司は、保管や流通がしやすく、出荷調整に容易なため、値崩れしにくいといった利点もあります。

 現在は、インターネットなどによる直販が主です。付加価値で勝負する流通業者がなかなかいないからです。

 素晴らしい活動ですね。この項終わり。

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このページは、宝徳 健が2011年10月19日 08:59に書いたブログ記事です。

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