BCP(事業継続計画)

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 東日本大震災を振り返っています。災害時における阻害要因です。
 人命対策は、個々人の考え方の違いや人の特性により長期的に継続して対応することが非常に困難です。以下の3つの避難阻害要因について考えています。

①人の特性
②個々人の考え方の違い
③過信、誤信

 今日は、②人の特性を解説します。

 考えたくはありませんが、もし、次回、大きな震災が起きて、「対応していなかった」という経営者がいたとしたら、それは経営者の「怠慢」でしかありません。これだけ事例がたくさん出て、有効性が確認されているにも関わらず。

 潜在化しているリスクを「グラデュアルリスク」と言いますが、このリスクは、どうしてもモチベーションが下がります。「重要だけれども緊急ではない」仕事だからです。

 でも、日本の場合震災は、「いつ起きるか分からないもの」ではなく、「いつか必ず起きるもの」だという自覚が必要です。

 それと、BCPは、RTO(目標復旧時間)が設定されていなければ作成していないも同然です。今回の石油業界の対応もそうでしたよね。
 さて、今日のテーマ。

② 個々人の考え方の違い
・生活優先、利便性優先
危険でも便利なところが良いとする生活優先の考え方で、今回でも崩壊した市街地で3カ月後に工場が復旧されているケースがあります。生活の為には当然でやむおえませんが、いずれ工場の隣には居住場所も確保されていくと考えられます。今回津波以前でも宮古市田老地区で万里の長城と呼ばれた10m高さ×2433m長の防潮堤の海側への住宅建設もされていたとの情報があるもこの居住者の安否は定かではありませ。

b. あきらめ
生涯一度は遭遇やむないとしたあきらめが生じる傾向にあります。

c. 勝手な思い込み
自分の生存中に大きなのは発生しないといった思い込みも持っています。

d.直近の小規模のみを想定した対策

e.対策忌避
いつ発生するか判らないし規模が大きな対策は利益を圧迫するのでやりたくないというグラデュアルリスクを無視した考え方です。

 グラデュアルリスクは、震災だけではありません。承継も相続も、目に見えない法務・労務・税務・コストのリスクもみんなそうです。グラデュアルリスクに対して、顕在化しているリスクを「イベントリスク」と言います。グラデュアルリスクが、イベントリスクになった瞬間に、企業の屋台骨はボロボロになります。どんなにすぐれたビジネスモデルを有していても。

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このページは、宝徳 健が2011年10月29日 00:54に書いたブログ記事です。

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