TPPの愚 その23(11月28日の日誌)

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 京都大学 佐伯啓思教授が産経新聞に書かれた記事の最終回です。なるほどと納得させられます。京都大学には、佐伯教授をはじめ、中西輝政教授、中山教授など、すばらしい教授陣が揃っています。官に阿る 曲学阿世の東京大学とは全く違います。
「経済活動は、いくつかの「生産要素」を使って「生産」を行い「生産物」を市場で配分してゆく。「生産要素」の代表は「労働」「資本」「土地・資源」であり、さらにそれらの機能させるための装置というべき「交通ネットワーク」「医療・教育」「食糧」「社会秩序・安全性」「人間関係・組織」も広義の生産要素である。確かに、生産物は、多くの場合、市場の自由競争にゆだねてもよい。しかし、生産要素は容易に市場化できないし、そうすべきではない。生産要素が不安定化すると、生産体系まで不安定化するからだ。だから、労働、資本、資源、食糧、医療、教育、交通、といったものはある程度規制され、決して市場の自由取引に委ねるべきものではない。それはわれわれの社会生活の安定性と深くかかわっているのである。ところで、今回のTPPで問題となるのは、まさにこの「生産要素」の市場化と言ってよい。労働、投資・金融、農業、医療、公共事業(政府調達)といった争点はすべて「生産要素」に関わり、それは容易に自由化すべきではない。これが「原則だと思う。ところが今日のアメリカ型の経済は、生産要素も生産物も区別しない。市場経済も社会生活も重なり合っている。すべてが自由競争原理でよいとみなしている。ここに、経済観の大きな違いがある。私には、人間の社会生活に密接に関連した生産要素や公共的資産を自由な市場取引から保護することは、決して「特異」で「閉鎖的」な経済観とは思われない。それを「国を開くか、閉ざすかの選択だ」などというレトリックでこごまかすわけにはいかない」

 大賛成です。

【11月28日の食事】
朝ごはん:焼きそばパン、コロッケパン、野菜ジュース
昼ごはん:お好み焼き
夜ごはん:焼き鳥

【ルーティン】 

①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼):○25/28
②私は毎朝、3つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞):○19/28
③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします(今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える):○7/28
④私は毎朝、定期クライアント先にメールします:○21/28
⑤私は毎日、手紙を1通以上書きます:○18/28
⑥私は毎日、本を5分以上読みます:○28/28

⑦私は毎日、ブログを2個以上書きます:○28/28
⑧私は毎日、仕事の書き出しをチェックします:○28/28
⑨私は毎日、予定の確認と手帳の消しこみをします:○28/28
⑩私は毎晩、三省します:○28/28
⑪私は毎日、和歌を一首以上詠みます:○17/17
⑫私は毎朝、仕事の夢を声を出して読みます:○17/17
(267/316 84.5%)

【毎月やること】
 手紙 150通以上 131
 読書 10冊以上 7冊
 新規提案 20個以上 7
 新ビジネスモデルづくり20個以上 4
 士魂商才:11月号:○
 ※一日出かける日は、を1つ、半日出かける日は、2つ、一日事務所にいる日は3つ以上の未決懸案事項をやります。:3個です。

【毎週やること】
 週計画・週検証(毎週土曜日近辺にやります)
11月5日:○、11月11日:○ 11月21日:○ 11月25日:○

【期日目標をひとつ】
年内に、「活学講座 安岡正篤著 致知出版社」を10回読みます。

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このページは、宝徳 健が2011年11月29日 07:03に書いたブログ記事です。

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