支那紀行 その41

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 北京―上海、20時間列車の旅の続きです。
 この車掌さん、本当にいい人でした。「仕事はいいの?」って思うぐらい、私たちのところに来て、勉強している日本語の練習をします。日本のことを聞きます。私たちも懸命に話しました。

 さて、車掌さんが売ってくれた食券ですが、確か2枚ずつありました。つまり、2食食べたのですが、1食しか覚えていません。その1食がたまらなくおいしかったからでしょう。

 食事の時間になり、お弁当が運ばれてきました。選択の余地はありません(きっと外国人専用の軟室(ソフトシート:一等車)にはあるのでしょう)。でも、私たちが乗っているのは、本来外国人が乗ることができない硬室(ハードシート:2等車)です。

 「どうせ、また、まずい食い物なんだろうなあ」って、ふたりとも心の中で思いました。お弁当と食券を交換します。お弁当の蓋をあけました。「!!!!!」

 「YTJ、チンジャオロースだ!」「宝徳、チンジャオロースや!」

 ほとんどはもりました(笑)。

 脂身以外の肉なんて、当時の支那では食べられなかったから、これは天国の料理のように思えました。白いご飯の上に、チンジャオロースが乗っている、チンジャオロース丼とでもいうものでしょうか。しかも、おいしい! ガツガツ食べました。

 途中、何か買おうということで、停車時間のある駅で、YTJが降りていきました。「YTJ、支那の列車はいつでるかわからへんで~。発車してしもうたらどうすんねん」

 「そんときは、後から行くから荷物頼むわ」

 数分して彼が帰ってきました。お菓子のようなものを持っています。二人で食べてみました。まずくて食えませんでした。支那はこんなのばっかりです。

 さて、上海駅に着きました。つづく。

行先は福州となっています。福建省まで行くのですね。何時間かかるのだろうか(汗)。
YTJが列車の外から撮ってくれました。本当に私です!!!
densya2.jpg


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このページは、宝徳 健が2011年12月31日 08:42に書いたブログ記事です。

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