不安との付き合い方

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 このシリーズは右のカテゴリー「心理学」に格納さています。

 このシリーズは「論理療法」という心理学に基づいて書いています。論理療法は、しっかりとやれば自分を変えることができます。でも、いきなり「変える手法」から取り組んで失敗するケースが多々あります。だから、この「不安」というものの正体が何かということをじっくりと書いています。

 「人はなぜ不安になるのか」というパートの「不安に対する最悪な対応」という章を現在は解説しています。

 そのなかの心配性の人が取り組んでしまう「まったく効果のない12の方法」の第1番目を今日は紹介しましょう。
【1.安心させてもらいたがる】
 こういう女性がいました。

 自分がそれほど美人じゃないことを気にして恋人に尋ねます。「私ってきれい?」。小さなシミが癌の兆候のように思えてならなくて、何度も病院に行っては大丈夫か確認する。パーティで会った男性が、自分が話している間中あくびをしていたので、心配になって友人に聞く。「私の話って、退屈?」。

 この人が安心させてもらいたがるのは一度や二度ではありません。済んだことを何度も思い返します。

 でも、誰に励ましてもらっても、後で必ずその言葉を疑います。だから、効果はありません。「友達はきれいだと言ってくれるけれども、本当は前よりも見栄えが悪くなったと思っているかもしれない」「医者は、もっと詳しい検査をしてからではないと癌かどうか断定できないはずだ」

 でも、安心させてもらいたがることの一番の問題点は、そうやって不確実な部分を取り除こうとしている点なのです。安心することばかりを考えていると、「不確実な部分を受け入れながら生きる」という、不安を解消するのにもっとも適切な方法を思いつかないのです。

 さらに悪いことに、人に安心させてもらうことによって、自分の不安(と不確実な状態)が、束の間ですが、薄れるので、過去を何度も思い起こしては、励ましてもらおうとします。安心させてもらいたがることは、玄関の鍵を何度も確認したくなる衝動に似ています。いつも、40回確認する人は、おそらく次出かけるときは41回確認したくなるでしょう。

 ドアが通り抜けられればいいのですがね(笑)

 では、次回は、「不安に対する最悪な方法」の第二番目「思考を停止しようとする」です。

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このページは、宝徳 健が2012年2月24日 03:19に書いたブログ記事です。

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