不安との付き合い方

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 このシリーズは右のカテゴリー「心理学」に格納さています。

 このシリーズは「論理療法」という心理学に基づいて書いています。論理療法 は、しっかりとやれば自分を変えることができます。でも、いきなり「変える手法」から取り組んで失敗するケースが多々あります。だから、この「不安」とい うものの正体が何かということをじっくりと書いています。

 「不安に対する最悪な対応」の「まったく効果のない12の方法」の第3番目の方法です。つづきです。

 あ~眠い。これ書いたら寝ます。
 人は不安な時、自分の悲観的な予想が当たっているかどうか知ろうとします。その結果、心理学用語でいうところの「確証バイアス」に陥ります。彼に振られるのではないかという不安があると、彼の言葉からそればかり探します。

 また、毎日何時間のパソコンの前に座り、自分の保有する株の動向に目を光らせている人がいます。「誰よりも早く動きをつかみたい」と思うからです。

 不安に思っていることに関する情報を集めるとき、その情報選択と解釈は「確証バイアス」に左右されます。だから、誰かを怒らせたのではないかという不安がある場合は、自分に対するその人の態度を、すべて悪い情報としてしまいます。また、何気ない言動にも、何か否定的な感情が込められているのでないかと裏読みします。

 ある心理学者によると、慢性的な心配性の人にとって、はっきりしない情報は脅威になるそうです。だから、心配性の人は、相手のあいまいな表情を見て、怒っていると思ってしまいます。

 また心配性の人は、自分の確証バイアスを解消するための行動に出ます。

 人にものを頼むのを極度に恐れる心配性の人は、この確証バイアスを解消するために、とことん、その人のために尽くします。尽くして尽くして、確証バイアスが解消されたと、(自己満足で)考えられたときに、初めて、堂々と、自分のお願いをします。 「私はこれだけやったんだから、私もこれをお願いしてもいいよね」と。 つまり、自分の請求書を切るために、その前に、とことん相手に領収書を切るという行為です。それでも、願いがかなえられないときに、こうつぶやきます。「どうしてわかってくれないの」と。

 では、次は「危険性を過大評価する」です。 あ~、眠い。おやすみなさい。

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このページは、宝徳 健が2012年2月29日 00:25に書いたブログ記事です。

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