ソドムとゴモラ

　旧約聖書の創世記で有名なアブラハムはご存知だと思います。その甥がロトです。アブラハムに従って、古代エジプトやカナンへ旅をしますが、アブラハムの部下と自分の部下に争いが起きたために、ロトはヨルダンへと移動した後にソドムへと移住します。

　このソドムがメチャクチャな街です。暴力、無秩序、セックス、近親相姦、同性愛（とくに同性愛の男色がひどかった）・・・・。ゴラムの街も同様です。

　怒った神は、天使を派遣して、ソドムとゴモラを焼き尽くすように命じます。天使は正直者のロトとその家族だけには、ソドムから逃げるように言います。そして、逃げているときに決して振り返ってはいけないことを命じます。財産に未練があるロトの妻は、逃げることに反対しますが、ロトは妻と2人の娘を連れて逃げます。


　そして、逃げている途中、妻は振り返ってしまい、塩の柱になってしまいました。




　その後、ロトと2人の娘は、山中の洞窟に移住しました。ここで娘たちは父を酔わせて近親相姦をしてしまったのです！　

　２人の娘は、父によって男子を1人ずつ生みました。長女の息子は「モアブ（父親より）」と名付けられモアブ人の祖となり、また、次女の息子は「ベン・アミ（私の肉親の子）」と名付けられ後にアンモンの人々の祖となりました。




　このあたりは、聖書を読んでいて気持ち悪くなります。欧米人は近親婚にはあまり抵抗がなかったみたいです。古事記でも近親婚はありますが、実の兄弟と親子が結ばれることは強く否定しています。これが、日本人と欧米人の成り立ちの違いです。

　でも、お分かりだと思いますが、そんな聖書でも、同性愛は禁じています。だから、ソドムとゴモラは滅ぼされました。

　今回、オバマが、アメリカ大統領としては初めて、同姓婚を認める発言をしました。さすが、イスラム教徒ではないかと噂のあるオバマです。　キリスト教徒の国ではあってはならないことだと思うのですが・・・。　おっと、どの国でもあってはなりません。性とは天が与えしもので、人はそれを決して変えてはいけないからです。


　人間とは何千年たってもおろかなものです。