不安との付き合い方

| コメント(0) | トラックバック(0)
 この記事は、右のカテゴリー「心理学」に格納されています。

 立ち位置がわからない抽象的な表現が、なぜ、不安とつながるかというところまででした。
 人間の思考≠現実という認識をほとんどの人が持っていません。

 たとえば、「自分はよくやっている」と思うのは、自分の考えであって、それが本当に現実として正しいかどうかはわかりませんし、違うことがほとんどです。

 企業の幹部研修でよくこういう質問をします。「あなたの能力のフルパワーを100とします。現在のあなたは仕事で、その能力の何%ぐらいを発揮していますか」。

 すると、たいてい70%とか、80%とかいう答えが返ってきて、びっくりします。人間は、自分の能力の2割も使っていません。ですから「自分はよくやっている」という思考と現実は違うことになります。

 「自分はこれが苦手だ」もそうです。自分が思っている「苦手だ」は、本当にそうなのでしょうか? 「自分は消極的だ」もそうです。生れたときから引っ込み思案の人はいません。

 「あの人はこんな人だ」もそうです。たまたまその人と接したときに、自分がそうとらえてしまって、自分がそう思っている思考であって、現実には、そうではないかもしれません。

 そして、お気づきのように、すべて表現が抽象的なのです。具体性がありません。だから、どんどん、どんどん、そう「思い込む自分を創っていきます」。この思い込みのことを、

イラショナル・ビリーフ(非合理的信念)

と言います。不安な自分や、決めたことを実行しない自分、立てた目標を達成しない自分、周りに文句を言っている自分・・・。これらは、すべて自分のイラショナル・ビリーフから発生していて、すべて自分が原因となり、周りの状況を作り出しています。なのに、周りの状況に不平不満をいい、不安を感じます。

 生きていて一番厄介なのは、このイラショナル・ビリーフなのです。

 抽象的な表現は、このイラショナル・ビリーフを積み重ね、自分をだめにしていきます。では、どうすればいいのか・・・。 つづく

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/3628

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2012年6月 2日 00:19に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「iPS細胞 その4(6月1日の日誌)」です。

次のブログ記事は「ヤフーはもう使わない」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。