隻手の音声 その4(八月十二日の日誌)

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 隻手の音声とはどういう意味か? とある人から聞かれました。 最後に言いたかったのですが・・・。答えを言うと、そこにとらわれてしまいます。とらわれるということは、とてももったいないことです。
 「これより、あちらの方がいい」「なるほど、そうか、それはそういう意味だったのか」などなど、人間は一度、相対や絶対な答えに入り込むと、そこから抜け出せなくなります。そして、他の思考をしなくなり、他人を認めなくなります。かたくなになって、そのことにとらわれてしまい、せっかく天が無限の広がりを与えてくれている世界を否定します。

 もったいないですね。禅では、そういう「とらわれ」を捨てようと「公案」という修行をします。その公案のひとつが、「隻手の音声」です。両手で「パン」と手を打ったときに、「それは右手と左手のどちらが鳴った音なのか」「右手の音は聞こえたか」という無茶な質問です。でも考え始めると楽しい。

 試験で、ただひとつの正解を求められる教育を受けてきた私たちは、かなり損をしています。

 さて、昨日の続きです。私を救ってくれた松原泰道先生の「般若心経」入門に書いてあったと記憶しています(この本、誰かに貸したら戻ってきませんでした(涙)。本は人に貸してはいけません)。

 ある画家がミルクメーカーの社長に、「お母さんが赤ちゃんにミルクを飲ませている絵を描いてくれ」と依頼を受けました。その画家は描いて社長のところに持っていきました。すると社長が「この絵のお母さんは嘘だ。もう一度きちんと勉強しなおして描いてきてくれ」と言いました。

 画家は悩みました。何が悪いかさっぱりわかりません。しかたがなく、公園に行き、ミルクを赤ちゃんに飲ませているお母さんを、じっと観察しました。ずっと見ていてもわかりません。

 しばらくして、画家は「あっ、そうだったのか」と、うれしさのあまり椅子を跳ね上げて立ち上がりました。画家が社長のところに持って行った絵の中のお母さんは、口が閉じていました。

 ミルクを飲ませるときのお母さんは、赤ちゃんになりきります。すると自然と、自分の口もあいて「あ~ん」とミルクを飲ませます。このなりきることを「見る」ではなく「観る」と言います。

 もう少し探っていきましょう。 つづく。

【世間でいうところの「盆休み」中の目標(八月十一日~八月十六日)】
最高の六日間を過ごし、クライアントや仲間により一層応えられる成長を実現する
①懸案事項の完結15個 三つ ペースが遅い
②本10冊 3冊
③手紙50通 18通
④勉強30時間 30分
⑤情報収集案件3つ まだです
⑥新ビジネスモデルを5つ まだです
⑦新規提案を5つ 1つ
⑧ロングブレスダイエットを毎日やる 昨日やりました

【八月十二日の食事】

朝ごはん:おむすび弁当
昼ごはん:ライフでバラ寿司と酢豚を買って食べました
夜ごはん:餃子

【ルーティン】
<自己の成長>
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼)〇9/12
②私は毎朝、3つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)×8/12

③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします(今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える)×6/12

<仕事の実現>

④私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない)〇10/12
⑤私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます〇11/12
⑥私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます〇12/12
⑦私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇12/12
⑧私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします〇11/12  
(76/96 79.2%) 

<7月にやること>
 手紙 150通以上 55通  
 読書 10冊以上 7冊
 新規提案 20社以上  5個 
 新ビジネスモデルづくり10個以上 2個 
 士魂商才八月号:
 
【毎週やること】
 次週計画・今週検証(毎週木曜日近辺にやります) 
八月五日:〇、八月十一日:〇

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

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このページは、宝徳 健が2012年8月13日 03:13に書いたブログ記事です。

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