「させていただく」症候群

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 二日間、ブログを書かなくてすみませんでした。さぼりです・・・。

 さて、最近、テレビを観ていても、通常の会話を聞いていても、もう、聞くに堪えない表現があります(もちろん使っていいケースもある)。それは「させていただきました」「させていただきます」です。
 総理大臣の野田が、「為替介入をさせていただきました」と以前、言いました。「?」が頭の中を1万個ぐらい駆け巡りました。「為替介入を誰にさせてもらったの? 自分でやったんだろう?」「為替介入をしました」となぜ言えないのか。

 コンサル仲間といろいろなシーンで企業への報告会をするときがあります。「この部分はこういう表現にさせていただきました」「ここの数値は〇〇にさせていただきました」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 聞いていて「この人、コンサル失格」と思います。なぜ、堂々と「この部分は、このようにしました」と言えないのだろうか。

 「させていただく症候群」は、責任転嫁表現です。「自分には責任がないよ~」と深層心理で述べています。

 人から聞いたので、テレビで観てみました。どこかの高校生が日本ハムに入団しました。「させていただきました症候群」の重症患者です。

 私が「このブログを今日も書かせていただきました」と言ったら変ですよね???私は自分の意志でこのブログを書いているのですから。

 きっと今日も、日本中に、もう聞くに堪えない「させていただく症候群」があふれるのでしょう。

 どうでもいいけど、自国の言葉ぐらい正しく話そうよ。

自らの 言葉と文化を 破壊する 戦後教育 六十七年

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このページは、宝徳 健が2012年12月11日 05:45に書いたブログ記事です。

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