どの本よりわかりやすい源氏物語 超初級篇

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 一度登場人物を整理しておきましょう。

桐壺:光源氏の生母 光源氏を産んだ後亡くなる
藤壷:前々帝の寵愛を受けた女性 桐壺にそっくりなので光る源氏が思いを寄せ、光源氏の子を産みます 現帝の母です
葵:左大臣の娘 光源氏の正妻 光源氏の子を産んだ後亡くなる
頭(とう)の中将:左大臣の息子 葵とは兄弟 光源氏の親友
空蝉(うつせみ):不思議な魅力を持った女性
夕顔:光源氏の心をやすらぎに導いた女性。女の嫉妬によって亡くなってしまいます。
六畳の御息所(みやすどころ):光源氏の恋人。前皇太子夫人。気位が高いため光源氏は・・・。
紫:まだ子供。藤壺の姪にあたる
末摘花:鼻が長くて鼻の先が赤い女性
右大臣の六の君:右大臣の六番目の娘 入内して朧月夜となる
明石の入道:光源氏が明石に流されていたころ、世話をしてくれた人
明石の君:明石の入道の娘 光源氏の子を産む
太后(おおきさき):源氏物語唯一の悪女 前帝の母
梅壺:特上の御息所の娘 前伊勢神宮斎宮
 光源氏は三十二歳になりました。二条の院は、幼い日目を迎え、紫の上にもなんの物思いもなく、そして、明石の君は光源氏が足しげく通いはじめたことから、ますます美しさがましています。花散里も二条の院の東の館で何不自由なく暮らしています。

 そんなときに、光源氏の正妻、故葵の父である太政大臣が亡くなりました。それに加えて、夜には疫病が流行り始めました。光源氏には、思い当たるふしがあります。光源氏は、それを自分の罪ととらえ、出家をしたかったのですが、仕事が忙しく中々その機会が訪れませんでした。

 そんなとき、藤壺が病に倒れました。源氏物語における壮絶なシーンの一つです。 つづく

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このページは、宝徳 健が2012年12月29日 05:13に書いたブログ記事です。

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