興福寺 その1

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 日本経済新聞12月23日、30日(両方とも日曜日)の文化芸術欄に興福寺が紹介されました。

 日曜日の日経の文科系術欄はいつも息をのむほど素晴らしい。

 「興福寺  よみがえる天平伽藍」というタイトルです。
 興福寺ってどこにあるのかって? その質問がもし関西の人から出たら悲しい。USJは知っていても興福寺を知らない・・・。

 東大寺の横です(なんという安易な紹介の仕方)。奈良公園の横ですと言った方がいいかも。

 和同三年(710年)創建の法相宗大本山です。今、江戸時代に焼失した旧本堂の中金堂(ちゅうこんどう)の再建が進んでいます。木組み、石組み、塗装など、あらゆる分野で伝統の技を集結しています。目指すは天平の文化空間の再生だそうです。

 比類ない権勢を誇った藤原氏の氏寺として、興福寺には壮麗な建造物が軒を連ね、仏教美術史に輝く名品が目白押しです。

 以前、大みそかに家族でこの近くの旅館に泊まりました。除夜の鐘を突きに行きました。他の人よりも大きな音を出してやろうと、思いっきり鐘をついたら、息子が転げまわって笑っていました。小学生だったかなあ。

 興福寺はなんといっても阿修羅像が有名ですね。



 とても迫力があります。日本の仏教美術は世界一ですね。仏教美術という範疇ではなく、すべての美術品という範疇で最高のレベルです。よい仏像に出合うと、一時間でも二時間でも見とれてしまいます。阿修羅像はそんな仏像の一つです。

 二月に講演会のお仕事を奈良でいただいています。その時に、興福寺に行ってきます。とても楽しみです。

 それにしても、日曜日の日経の文科芸術欄は素晴らしい。

遺すという 続けるという その力 天平の息吹 今も遺して

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このページは、宝徳 健が2013年1月10日 04:25に書いたブログ記事です。

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