バイヤリースオレンジの思い出

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 何日もブログをさぼってすみません。

 まだ妹が生まれていない頃、母と姉と私で映画を観に行きました。小学校にあがる前です。

 
 当時の我が家は貧しかったので、映画を三人で観に行く余裕などなかったと思います。恐らく映画のチケットが懸賞であたったのか、新聞屋さんにもらったのか、そんなことだと思います。

 何の映画を観に行ったかは忘れました。もちろん子供向けです。

 昔の映画館を思い出しますね。一気通貫で放映しません。というか機器の能力が低いのでできません。途中でフィルムの入れ替えなどが入ります。その時間帯は休憩になります。すると、昔の国鉄の駅のように、おじさんが、箱を首からぶら下げてお弁当とか、お菓子とか、アイスクリームとかを売りに来ます。吉本を観に行くと、幕間にいろいろ売りに来る人がいますよね。あんな感じです。

 映画も二本立て。

 その映画を見た時、ある応募券があって、母が私の名前と姉の名前で応募しました。

 後日、当たりましたときました。なんとバイヤリースオレンジジュースがたくさん!(どのくらいだったかは覚えていませんが、1ダース以上はありました)。

 すると、姉が、焼きもち。「なんで、健ちゃんだけあたるんだ」と。幼い頃はそんなものです。別に私一人で飲むわけでもないのに(笑)。

 妹が生まれるまで、二つ違いの姉と二人兄弟でした。とても仲の良い兄弟でしたが、大人になってお互い家庭を持つと、だんだん気持ちが離れて行くものですね(別に仲は悪くありませんが)。

 先日、事務所で仕事していて一段落したから、缶の水割りウイスキーを一つだけ買いに行きました。少し飲んでから仮眠しようと思っていました。レジに行くと、チロルチョコレートのバイヤリースオレンジ版がありました。「バイヤリースオレンジか~、懐かしいな~」と思いながら一つ買ってつまみにしました。

 それを食べて、久しぶりに子供の頃のこと、姉のことを思い出しました。いつも私のことを気にしてくれていた優しい姉なのだから、たまには連絡ぐらいしないとね。忙しいってやっぱり「心」を「亡くす」んだな~。

そばにいて あれやこれやと 世話をやく 幼き日々の 姉の思ひ出

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このページは、宝徳 健が2013年4月21日 09:50に書いたブログ記事です。

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