自ら彊(つと)めて息(や)まず 1

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 今月号の致知もいいな~。この本はいつも自分を戒めてくれます。今月号は特に良い。
 タイトルは「その生を楽しみ その寿を保つ」です。養生訓や菜根譚の記事もあります。幻の茶碗「桃山志野」の話もぐっときます。「時分の花 初心の花」も。「笑顔は最高のおしゃれ」なんて・・・。すごい生き方です。手足がなく生まれて来た佐野有美さんがすさまじい生き方をされています。笑顔で。私たち健常者というのはいったい何なのでしょうか。読んでいて恥ずかしくなります。「不便だけど決して不幸ではない」とおっしゃっています。「かわいそう」と思うのは健常者のエゴですね。たった一つある不自由な足の指で見事にきれいな字を書かれています。本当に素敵な笑顔なのです。写真を観てドキドキしました。

 モクモク手づくりファーム伊賀の里の木村社長の記事もあります。

 人間ってとってもダメな存在だけれども、魂を磨けばとっても素敵な存在になることを思い知らされました。逆に魂を磨かなければダメな存在のままと言うことです。

 今月号の記事はすべて素晴らしい。読み込みます。

 巻頭言は、私淑している伊與田覺先生です(お会いしたことはありませんが)。その巻頭言を何回かに分けて紹介します。「自ら彊(つと)めて息(や)まず」

大人を見るに利(よ)ろし

 前回(二〇一三年五月号)は「易経」に説かれる、立派な君子になるための正しい行為をご紹介しました。その道筋は龍が天に昇る姿に例えられ、初九、九二(きゅうじ)、九三、九四、九五、上九の六段階に分けて記されています。今回はその後段階と六段階、会社であれば社長となり、さらに社長を退いた後の心得について紐解いてみたいと思います。

 「九五。飛龍天に在り。大人(だいじん)を見るに利(よろ)し」

 社長ともなれば「飛龍天に在り」で、龍が天空を自在に駆け巡るほどの実力も身についています。しかし、お山の大将でいい気になってはなりません。社長になると社外での交流も盛んになりますが、「大人を見るに利ろし」で、外部の優れた人物から学ぶ心掛けが必要です。

 但し外だけでなく、内もしっかり見ておかなければなりません。大きな会社になると、自分の会社の課長や係長の名前を知らない社長も多いようですが、普段からしゅおらい大人となるべき若手によく目を配り、彼らの優れた意見に耳を傾けることも大切です。 つづく

ほんの少し 己を律し 己立て 己を創りて 己あらはる

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このページは、宝徳 健が2013年7月 6日 09:23に書いたブログ記事です。

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