伊勢の餅街道 最終回

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 江戸時代は、三河や尾張からの伊勢への参拝客は、海路が近道だったようです。伊勢湾を横切り勢田川を船で遡ります。舟参宮です。当時の船着き場は一面の葦原だったそうです。
 そこには名物餅を売る角屋と押し寿司と伊勢うどんを食べさせる湊屋だけしかありませんでした。だから、それで二軒茶屋餅といわれたそうです。

 創業は天正三年(1575年)というからすごい。
二軒茶屋餅②

 おいしそう。今は、地ビールの伊勢角屋麦酒を若社長が創業しました。でも、若社長は「ビールはどんどん技術開発して新しいことに挑戦できるけれど、四百年愛されてきた餅は本来の味を大事にしていきたいと思います」と語っています。

 変えていくもの、変えてはならないもの、変える必要がないもの・・・。我が國は、この区別がきちんとしていたので、世界で唯一歴史が継続したのでしょうね。世界最古の國なのでしょうね。

 「餅」。持ちひとつでこれだけのことを語ることができるのですから。

古代から つづく神あり その中で はぐくむ文化 神と民が

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このページは、宝徳 健が2013年7月 1日 02:19に書いたブログ記事です。

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