桐始結花

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 七月二十三日から七十二候(しちじゅうにこう:日本人なら、ななじゅうにこうと読まないでね)もう大暑なのですね。速いなあ。大暑の初候は「桐始結花」です。「きりはじめてはなをむすぶ」と読みます。
 最近、買っていないからわかりませんが、今でも桐の箪笥は重宝されているのでしょうか?

 桐材は、湿度が高いと膨張して機密性が高まり、湿気を防いでくれます。乾燥時には収縮して通気性をよくしてくれます。桐は、四季によって気候が異なる我が國にはピッタリの素材です。

 御嫁入り道具の一つですよね??? うちのガミさんは持ってないなあ。昔は嫁入り道具に桐の箪笥を持たせるため、女の子が生まれたら桐を植える習慣もあったそうです。

 あ~、そうだ。御百円玉に描かれているのは桐です。内閣総理大臣の紋章も桐です。我が國の心はこんなところにも生きているのですね。

 またまた、あ~、源氏物語の光源氏のお母さんは桐壺だった。

桐の花 吉野宮滝にて


『六帖詠草』 小沢蘆庵

みどりなる 広葉隠れの 花ちりて すずしくかをる 桐の下風

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このページは、宝徳 健が2013年7月28日 04:57に書いたブログ記事です。

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