| コメント(0) | トラックバック(0)
 昨日書きましたように、今は、七十二候 末候 水始涸です。

 この時期は、秋田の鰰(はたはた)が旬です。

 以前、Fさんにはたはたの魚油である「しょっつる」をいただきました。
 料理をするときに使っていますが、何とも言えない味を堪能できます。はたはたを塩漬けにしてから作ります。

 サラリーマン時代に仲の良いお客様がいて、秋田にはよく出張に行きました。秋田以外で、きりたんぽ鍋を食べても、そんなにおいしいとは感じなかったのですが、秋田で食べた、きりたんぽ鍋は、とってもおいしかった。それとしょっつる鍋。これもおいしい。

 はたはたは、秋田県の県魚です。「カミナリウオ」とも呼ばれています。日本海側の冬は雷が鳴ることが多く、はたはたがとれる十一月頃(旧暦)は、盛んに雷がなるからです。

 はたはたの卵は、「ぶりこ」です。名前の由来は正月料理に使う「ぶり」の代わりに食べられていたからとされています。

 鰰は「魚」の「神」と書きます。

 きっと、秋田では、神様のように貴重な魚だったのでしょうね。はたはたを、大切に大切にしてきた秋田の方々の気持ちがうかがえます。

神として とれる魚を 大切に さまざまな手で 人と同化す

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/4954

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2013年10月 6日 10:58に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「昭和四十一年 3(皇紀二千六百七十三年十月四日の日誌)」です。

次のブログ記事は「石川五右衛門」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。