丹後七姫

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 四人目です。私の心の恋人 小野小町です。
 高校の時に古文の授業で習いました。

花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに

 小野小町の歌です。美しかった自分が年を取るにつれて衰えていく嘆きを詠っています。歌は、「ながめ」が「眺める」と「長雨」をかけています。「ふる」は確か「経る」と「降る」だったっけな。間違っていたらごめんなさい。

 年を取ることをこんな素敵な歌で表現できる昔の日本人はすごいですよね。私たちは、確実に、過去の日本人よりも劣っています。我が國史上最悪の社会を私たちは作ってしまいました。破壊はさらに進行しています。


 さて、小野小町は晩年、京丹後市大宮町に行きます。旅の疲れからそこで亡くなってしまいます。辞世の歌です。

九重の 花の都に 住はせで はかなや我は 三重にかくるる

 大宮町には「小町公園」があります。「小野小町温泉」もあります。

 丹後半島は、他の観光地のようにきゃぴきゃぴしたところもないので、行っても面白くないと思われる方がたくさんいます。でも、歴史を学んでから行くととても面白いところです。もちろん日本海側ですから食べ物もおいしい。

古代から 創られしもの 今ここに 遺され我等 これを又知る

 世界で唯一歴史が連続した世界最古の國である我が國でしか味わえないことをたくさん味わいましょう。



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このページは、宝徳 健が2013年11月25日 06:30に書いたブログ記事です。

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