百人一首 十六

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 中納言行平の歌です。

立ち別れ いなばの山の 峰におふる まつと聞かしば 今帰り來(こ)む
 掛詞がふたつ使われています。「いなば」は、任地である「因幡」と、そこに行くという意味の「往なば」です。「まつ」は、「松」と「待つ」です。

 都会人である行平が、松しかないような田舎へ赴くのは、気が重かったのでしょう。「今帰り來む」は、すぐに帰るよと自分に云いきかせています。

 この歌は、行平が三十八歳の時、因幡へ赴任することになったので、送別会を開いてくれた友人たちに送ったものと云われています。

 もうひとつの説があります。二年の任期を終えて帰京した行平ですが、なぜか天皇の怒りを買い、今度は須磨へ蟄居することになりました。そのときの歌とも云われています。

 でも、ちゃんとその後は出生しているので、どっちでもいいですよね。

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このページは、宝徳 健が2014年2月 4日 00:18に書いたブログ記事です。

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