玄鳥至

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 今は、七十二候 十三候 初候 清明 「玄鳥至」です。「つばめきたる」と讀みます。燕が南からやつてくることです。

 清明とは、すべてのものが清らかで生き生きするころです。天地がすがすがしく明るい空気に満ちる頃でもあります。なので、転じて清く明らかだと云ふ意味で清明となるとも云はれてゐます。
 春の夜のほのかに霞んでいる月の様子を「朧月夜(おぼろづきよ)」と云ひます。

 朧月夜と云へば源氏物語です。朧月夜と云ふ女性が登場します。あでやかで奔放な美女です。光源氏と激しい戀(恋)をします。

照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の 朧月夜に しくものはなし

 美しい歐ですね~。「しく」とは、「似る」です。

 誰ですか?朧月夜は支那から飛んでくる黄砂とPM2.5の影響だなんて云ふ人は(笑)。まあ、確かにそうなんですけどね。

 支那の昔からの迷惑を、こんな美しい歐にしてしまふ我が國はたいしたのもです。

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このページは、宝徳 健が2014年4月 7日 06:57に書いたブログ記事です。

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