百人一首 五十

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 やつと半分ですね(笑)。

君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
 藤原義孝の歌です。

 美青年でしたが、決して浮ついたところはなく、幼少から熱心に佛の道に励んだ人でした。

 でも、天然痘のため廿一歳(二十一歳)で急逝しました。亡くなるとき「法華経を讀み終えるために生き返りたいので火葬しないで欲しい」と病床で遺言しました。

「あなたへの想いがかなふなら命も惜しくなかつたが、それが成就した今となつては、逆に生きながらえたいと思ふやうになつた」

 以前、「後朝の歌(きぬぎぬのうた)」を紹介したと思ひます。意中の女性を訪ね一夜を共に明かした後、歸つてすぐに贈る歌のことです。

 命を捨てても良いぐらい一途に思ひつめていたのに、想ひが通じると一転、「やつぱり長生きしてあなたといつも一緒にいたいなあ」と歌つてゐます。

 う~ん、かういふ歌を贈つてみたいのですが、相手がいない・・・・・・・。

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このページは、宝徳 健が2014年4月30日 07:06に書いたブログ記事です。

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