歴史的假名遣ひと正しい漢字

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 今日の漢字は「擴」です。俗字は「拡」です。
 「廣」の雁垂れは、屋根です。つくりは、もともと「人が腰に玉をつけている」樣子を表し、それは「王」、つまり大きいを意味します。だから「廣い」となりました。それに手偏が着きます。手偏はもともと人が手を広げた字です。だから「ひろめる」「ひろげる」といふ「擴」が成り立ちました。中が「ム」だと何のことかさっぱりわかりませんよね。

 歴史的仮名遣ひです。福田先生の本からです。

「結局は關心の有無といふことにあります。關心が無いため、あるいは關心があつても、その焦點が異なるため、國語についての同じ知識が國語改良者に都合のいいやうに動かされるといふ結果になつてゐるのではないでせうか。私は國民一般にとは云はない、右に規定した人々にお願ひします。國語問題に、關心をもつていただきたい、あるいは正しく關心をもちなほしていただきたい」

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このページは、宝徳 健が2014年5月 5日 07:48に書いたブログ記事です。

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