日の長短は心にあり

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

「怠惰の冬日(とうじつ)は、何ぞ其の長きや。勉強の夏日(かじつ)は、何ぞ其の短きや。長短は我れに在りて、日に在らず。待つ有るの一年は、何ぞ其の久しきや。待たざるの一年は、何ぞ其の速やかなるや。久速(きゅうそく)は心に在りて、年に在らず」

 いいことばですね~。
「怠けて過ごしてゐると、短い冬の日でもなんと長いことであらうか。勉めに励んでゐると、長い夏の日でも、なんと短いことか。この短い長いは、自分の心持ち次第であつて、日そのものにあるのではない」

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このページは、宝徳 健が2014年8月 3日 04:55に書いたブログ記事です。

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