百人一首 九十四

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みよし野の 山の秋風 小夜(さよ)更けて ふるさと寒く 衣うつなり

 參議雅經(さんぎまさつね)の歌です。

「吉野の山の秋風が夜更けに冷たく吹き渡り、吉野の里は冷え込んで、どこからともなく衣を打つ砧(きぬた)の音が寒々と聞こへてくるよ」
 晩秋の寂しさをこれでもかと味あはせてくれる歌です。

 「みよし野」は、吉野山です。吉野山のふもとには、かつて吉野宮がありました。

 砧とは、アイロンのない時代、洗濯した布を生乾きの状態で台にのせ、棒や槌でたたいて柔らかくしたり、皺をのばすための道具です。東京に砧公園といふ名前の公園があります。砧公園の地では、は、平安時代以前に絹布の生産が盛んだつたさうです。布を作るときにこの砧が欠かせません。砧名前を、明治22年に北多摩郡長(当時は神奈川県)に内申したそうです。

 秋が深まる静寂の中、砧の音が聞こえる・・・。いい歌ですね~。

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このページは、宝徳 健が2014年8月11日 06:38に書いたブログ記事です。

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