眞の内容

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 佐藤一斎先生の言志四録からです。

「執拗(しつよう)は凝定(ぎょうてい)に似たり。軽遽(けいきょ)は敏捷に似たり。多言は博識に似たり。浮薄は才彗(さいけい)に似たり。人の似たる者を視て、以て己を反省すれば、可なり」
「片意地でしつこいのは、信念が堅固である人に似てゐる。軽はずみはのは、すばしこい人に似てゐる。口数が多いのは、物知りに似てゐる。浮ついて輕々しいのは、才知がすぐれてゐるのに似てゐる。このやうに、一見似てゐるやうで眞の内容が違ふ人を見て自分を反省することが大切で、それを判断できる見識を養ふやうにしなければならない」

 含蓄がありますね~。

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このページは、宝徳 健が2014年8月15日 06:05に書いたブログ記事です。

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