水始涸

| コメント(0) | トラックバック(0)
 十月三日から七日は、七十二候 四十八候 秋分 末候 「水始涸」です。「みずはじめてかるる」と讀みます。

 この花はなんでせう?
 
 金木犀です。さう。金木犀の季節です。

 金木犀とは、樹脂の様子がサイ(犀)の皮膚に似てゐて、金の色の花を咲かせるので、かういふ名前がついてゐます。

 支那では、金木犀のことを丹桂、桂花と呼びます。花を砂糖漬けにした「桂花糖」が有名ですね。金木犀の花冠を白ワインに漬け込んで熟成させた「桂花陳酒」も有名です。

 いい匂ひですが、都市ではほとんど觀る機會がなくなりました。さびしいことです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/5694

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2014年10月 5日 09:11に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「士魂商才第七十九號」です。

次のブログ記事は「金閣寺(歴史的假名遣ひと正しい漢字)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。