珈琲の思ひ出 五

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 千葉支店の次は、本社でした。「なんとまあ、優秀な人間がこんなにもたくさん集まつてゐるのか」といふのが正直な感想でした。「こんな人たちに太刀打ちできるのだらうか?」「ここでやつていけるのだらうか?」と思ひました。

 本社は七年間といふ長い赴任だつたので、いろいろな思ひ出があります。おいおい紹介します。

 さて、昨日の名古屋のつづきです。本社から名古屋に転勤するときに。。。


 「大變なところに転勤になつたな」「何か難し土地柄らしいぞ」とたくさんの方々からいはれました。ご新設に「名古屋學」「名古屋で生活するためには」などといふ本までくれる人も。

 カミさんも、社宅で同じやうなことを云はれたみたいで、とても不安そうにしてゐました。「同じ日本だ、あの不潔極まりない支那に行くわけじゃない」とは、カミさんに言つたものの、若干不安に・・・。

 名古屋の三値切りといふ言葉もあるさうです。買うときに値引き交渉し、請求時にまた値引き交渉し、支払うときにまた値引き交渉をするというのを指すらしいのですが、私は、經驗したことがありません。

 確かに冠婚葬祭は、他地域よりしきたりもうるさいのですが、名古屋の人が誤解されやすいのは、シャイだからです。名古屋は二年しかゐませんでしたが、本當に樂しかつた。

 人生の師となる、故宇佐美史郎(宇佐美のおやじ)にも出逢ふことができました。


 おつと、珈琲だつた。

 中部地域には「コメダ珈琲」があります。結構人氣なのですが、私はどうも・・・。そんなにおいしくないし、食べ物も量が多すぎます。

 名古屋で好きだつたのは、江南市(名古屋ではありませんが)にあるいくつかの喫茶店でした。

 なかでも珈琲家すぎもとはとくに好きでした。

 中部地区の人たちは、珈琲をこよなく愛してゐます。でないと、こんな素敵な店はできませんし客も行きません。その点は、岐阜市も同じやうです。雰囲気を味はう。珈琲を味はう。おしゃべりを味あふ。

 






 私は、結構、愛知・岐阜の喫茶店が氣にいつてゐます。

 岐阜では、サムといふ素晴らしい喫茶店があります。番外篇になりますが、明日紹介しますね。

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このページは、宝徳 健が2014年10月24日 08:26に書いたブログ記事です。

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