日本の敵(皇紀弐千六百七十五年一月十四日)

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 渡部昇一先生と馬淵睦夫氏の共著「日本の敵 グローバリズムの正体」といふ本があります。
 最近、馬淵睦夫さんに凝つてゐます。「国難の正体」「世界を操る支配者の正体」どれも面白い。といふか、かいうふ觀點をしらないと、本當の世界史はみえてこないでせう。

 學生の頃から本は大好きでした。でも、あれだけむさぼり讀んだ、司馬遼太郎、山崎豊子に騙されて期間は何だつたのでせう。

 資本論を讀んだとき、「これは危險な臭いがする」と感じました。だから、私は、左翼思想を持つたことがありません。なのになぜ騙されたんだらうか?

 三十歳の時に松原泰道先生の本に出合つて、我が國で發展した佛敎の素晴らしさに目覺めました。これは今でも變はりません。

 支那の古典もたくさん讀みました。安岡正篤先生も。

 確かに素晴らしい内容で、それを實現した日本人には感動しました。でも、當の支那では、それがただの言葉だと知つて愕然としました(五經は信じられますが)。それでも古典はこれからも讀み続けますが(我が國で花開いた心學のはうが面白いですが)。

 あちらこちらに寄り道をしたのですね。それほど、私たちが受けた學校敎育とはひどいものだつたのです。左翼思想を持つたことがないのにさうなります。

 でも、學校敎育のせいにしてはダメですね。「だつて學校でさう習つた」「學校で敎へられてゐない」といふことばをよく聞きます。主語が自分以外になつてゐます。

 若い倉山満などは、同じやうな敎育を受けたのに、しつかりと自分で眞實を學んでゐます。

 うれしいのは、最近、本當のことが書かれた本が、洋の東西を問はず、たくさん出てきてゐることです。この本などまさにさうです。

 「また騙されてゐるのではないか?」と仰る方も多いでせう。

 でも、つながるんです。これまで本を讀んで得たことがつながらずに、疑問に思つてゐたことが。

 世界は「グローバリズム」と「ナショナリズム」の戰ひであり、ユダヤを中心とした國際金融資本こそが眞の共産主義であること。

 聖書はキリストの敎へではないこと。

 歐米もそれと戰つたゐること。なぜ、米国にティーパーティが出て来たのかといふこと。

  ルネサンス(再生)→宗敎改革→對抗宗敎改革→大航海時代といふ暗黒の歴史を經てやつとの思ひでたどり着いた歐州のウエストファリア体制が、なぜ、かくも 國際金融資本に蹂躙されてゐるのか。ヒットラーがなぜユダヤを目の敵にしたのか(誤解なきやうに言ひますが、ユダヤ人全員が惡いわけではありません)。
 
 なぜアラブの春のやうな「俗にいふ」民主化運動がアラブ社會で起きるのか。

 我が國においては、歴史よりも考古學(ほんの一部の良心を持つた考古學者ですが)を學んだはうが、古代からの歴史がより正確に理解できること。そして、古事記の裏付けがきちんとできること。

 そのやうなぐちゃぐちゃの世界の中で、我が國の「シラス」といふ國體がいかに素晴らしいか。我が國は軍事大國であつたからこそ、八千数百年も續いたこと。

 マスコミや學會で述べられてゐることがほとんど嘘であること。

 アングロサクソンにも眞實を追求する人たちが出てきたこと。

 本は素晴らしい。特に最近の本は。

 何より、どこの國の本でも、日本語で讀めるといふ幸せを私達はかみしめる必要があります。

 そして、かういふ基本を知らない知識は何も役に立たないといふことも。

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このページは、宝徳 健が2015年1月14日 09:33に書いたブログ記事です。

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