玄鳥至(皇紀弐千六百七十五年四月五日)

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 今日から七十二候 十三候 清明 初候 玄鳥至です。「つばめきたる」と讀みます。

 清明(せいめい)とは、すべてのものが清らかで生き生きするころです。このころ、天地がすがすがしく明るい空氣に満ちるといひます。轉じて清く明らかなことの意味にも使はれます。
 燕は、南の國で避寒してゐたのが、生まれ故郷の日本に歸つてきて巣作りをします。夫婦で一緒に泥や藁などに唾液をまぜて巣をつくると、卵を三個から七個産みます。雛が生まれたら親鳥は、エサ取りに精を出します。稻を荒らさず田んぼで害虫などを捕るので人間にとつては益鳥です。

 子供たちが育つて獨り立ちすると、餘裕があればもう一度産卵から子育てを繰り返します。冬になるとボルネオやフィリピン、マレー半島、ジャワ島、臺灣で越冬します。

 さういへばあまり燕を觀なくなりましたね。

 さあ、春です。人間も動き出しませう。

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このページは、宝徳 健が2015年4月 5日 08:37に書いたブログ記事です。

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