下積みの重要性

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   私は、最初の会社に入社したとき、最初がガソリンスタンド勤務でした。それ自体は全然嫌ではなく、むしろ、働けば働くほど、ガソリンスタンドが好きになりました。
 ただ、最初、便所掃除ばかりやらされました。「なんで、俺が毎日便所掃除をするんだろうか?」と疑問に思っていました。また、ポリ袋をふたつの袋にたく さんつめて、それを毎日売り歩きに行かされました。さらに、何も教えてもらっていもいないのに、オイルや洗車の目標を決められました。今、書いている表現 を見てください。全部「させられました」です。
  当時はそう思っていました。今考えると、これらの経験がとても人生を豊かにしてくれています。何か、新しいことにタッチした際に、今までの習慣を引 きずっていては目的は成就できません。特に学生などという甘い世界から社会という厳しい世界に入っていくときに、その甘さなどを引きずっていては何にもな りません。学生時代の知識など、「それのみでは」社会に出たら何の役にも立ちません。

 かつては銀行や生保会社も、東大卒であろうとも、保険の外交や銀行口座取得のための戸別訪問などは、新入社員に当たり前のように行わせていました。平成元年前後の人手不足で企業が負けてしまい、このような下積みをしなくなりました。

 ですから、仕事で困難にあたるとすぐに負けてしまいます。人間が弱いのです。決められたことを、最初は強制力でも、毎日毎日やり続ける。そこから 工夫が生まれる。人の喜びを感じることが出来る。感謝できる人間になる。仕事と言うものの基礎力は下積みからしか生まれないのではないだろうか。

 初心に帰るために、1月1日より、ルーティンの中に、事務所や家や、出張中のホテル周辺の掃除をすることにしています。1月の実施率は70%。強 制してくれる人がいないので、30%さぼっています。そのくせ、クライアントさんには、決められたことはしっかりやるようにと言っています。なさけない。

 まず、自分から変わらないとね。鍵山秀三郎さんってすばらしいなぁ~。

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このページは、宝徳 健が2007年2月 4日 04:11に書いたブログ記事です。

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