どの本よりもわかりやすいギリシャ神話

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   エピメテウスと結婚して幸せな生活を送りながら、人間界に諸悪の根源を撒き散らしたパンドラです。その後、エピメテウスとパンドラは、娘のピュラが生まれます。ピュラはプロメテウスの息子デウカリオンと結婚しました。いとこどうしの結婚です。
  デウカリオンは、人類を滅ぼす大洪水のあること予測し、箱舟をつくって必需品を積み込み妻とともにのがれました。他の人々はすべて死滅したが、二人 は生き残り、ギリシャ人の祖となりました。旧約聖書のノアの箱舟に似ています。ギリシャ民族の祖となったヘレンは、デウカリオンとピュラの息子です。古代 ギリシャ人をヘレネーと称するのはこのためです。

 さてさてさて、話は戻りますが、プロメテウスがゼウスに、テティスという女性と結婚したら、その子がゼウスに取って代わると教えて、罪からのがれたことを覚えていますか?

 ゼウスに見初められながら、その愛を受けずに終わったテティスは、人間界のペーレウスという男と結婚します。このシリーズの最初で書いたトロイア 戦争で活躍するアキレウスはこのふたりの子供です。テティスは「かならずその父より優秀な息子を生む」という子宮をもっているので、神話の中でもひときわ 名高い息子を産みました。

 ここからが面白い話なのです。テティスとペーレウスの結婚式は、神々を招いて行われました。一方、その頃ゼウスは世界の人口問題に頭を悩ませてい ました。このまま人口が増えると食糧問題が起きてしまいます。そこで、ゼウスが考えたのが、人間どもの間で、戦争を起させ人口を減らすことでした。悪い神 様じゃー。

 そこで、ゼウスは、テティスとペーレウスの結婚式の招待状が、争いの女神エリスにだけ届かないようにしてしまったのです。エリスは面白くありませ ん。争いの女神ですから、この世の中に軋轢(あつれき)の種をばらまくのは得意です。黄金のりんごをひとつ持って、招かれもしない結婚式場に出かけてい き、神々の臨席している宴の関にりんごを投げ込みました。

 女神たちがそのりんごをとりあげてみると「一番美しい女神へ」と書いてあるではありませんか。

 女神たちは色めきたちました。それぞれが自分が一番と思っているからです。言い争いが起こります。特に、ゼウスの妻ヘラ、知恵と芸術の女神アテネ、美と愛の女神アフロディテの三人がケンカを始めたのです。
 女神たちは「じゃあ、だれか公平な第三者に判定してもらいましょう」ちうことで、、、、、、、、

 このシリーズの最初をお読みください。その判定人に選ばれたのが、羊飼いの少年パリスです(なつかしいでしょう?)。 のちにギリシャから絶世の美女ヘレネを略奪しトロイア戦争の原因をつくった男です。

 そして戦争が起き、ゼウスの人減らしはまんまと成功しました。

 すんげえ面白いでしょ? 次回も楽しみにしてね。

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このページは、宝徳 健が2007年2月15日 06:34に書いたブログ記事です。

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