教育勅語口語訳

| コメント(0) | トラックバック(0)
  文語体でわかりにくいという方がいらっしゃったので、敢えて訳すとすれば、こんな感じになります。明治天皇ごめんなさい。
  朕は、われわれの祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国をおはじめになったものと思う。そして、わが国民が忠孝両全の道をまっとうして、みんなで心をあわせて努力をした結果、今日に至るまで、見事な成果をあげてきたことは、もとよりに本のすぐれた国柄の賜物と言わねばなりませんが、教育の根本もまた、道義国家の達成にしかありません(それが日本の国体なので)。
 国民の皆さん、子供は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに助け合い、夫婦は仲むつまじく和らぎ合い、友達は心から信じ合い、また自分の言動を慎み、すべての人々に愛の手をさしのべ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格をみがき、さらに進んで社会公共のために貢献し、また法律や秩序を守ることはもちろんのこと、非常事態が発生したら、身命を捧げて国家の平和と安全のために奉仕しなければなりません。
 これらのことは、善良な国民として当然のつとめであるばかりでなく、われわれの祖先が今日まで身をもって示し残された伝統的な美風を、さらにいっそう明らかにすることでもあるのです。
 このような国民の歩む道は、祖先の教訓として、われわれ子孫の守らなければならないところでう。それと共に、このおしえは昔も今も変わらない正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国に示しても、まちがいのない道であります。従って、朕も、国民の皆さんと共に、父祖の教えを胸に抱いて、立派な徳性を高めるように、心から願い誓う者であります。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/2353

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2007年3月21日 00:41に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「4月のマネジメントレター」です。

次のブログ記事は「記憶と記録(3月20日の日誌)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。